<ストーム>
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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<ストーム>は、イソルダー王子が所有していた改良型ヘイパン・ミーティル・スターファイターである。
特徴
ヘイパン王室の後継者であるイソルダー王子は、彼専用の宇宙戦闘機を個人的に作らせていた。当初の専用機<ストーム>は標準的なヘイパン・ミーティル・スターファイターだったが、彼はさらに500,000クレジットの大金をつぎ込んでこの機体を改造し、ヘイピーズ星団のあらゆる短距離船に立ち向かえる戦闘機にしたのだった。そのため、ヘイパン軍も限られた性能のターボレーザーを含めた<ストーム>の要素を吸収し、次世代のミーティル・ファイターに反映させようと考えていたのである。
ヘイパン・ミーティル・スターファイターは全長7メートルほどの小さくスリムな戦闘機である。そのため、ヘイパンの技術者たちは機体内部に収容すべき多くの部品を、可能な限り小型化していく努力に追われたのだった。また、この船にはヘイパンと新共和国との最初の交渉の際に、レイア・オーガナ姫から贈られたR2シリーズ・アストロメク・ドロイドのプロトタイプが搭載されていた。このR2(S5)は<ストーム>のコンピューターおよび武器システムにとって最適のパートナーだったが、極めて高性能であるため通常のR2ユニットとの互換性は乏しかった。
<ストーム>にはテイボルト12対衝撃フィールド発生装置が4基搭載されており、天蓋の直前部にはセンサーと、Aウィングに搭載されているセンサー妨害装置とよく似た通信用周波数変調装置が装備されていた。これによってイソルダーは敵機からの通信をすべて妨害することができ、敵のスキャナから標的として捉えられることを防ぐことができたのだ。
また、機体前部には連動式のトリプル・レーザー・キャノンと、10発のミサイルを充填可能な弾倉を持つ小型震盪ミサイル発射管がそれぞれ1基ずつ装備されていた。特にこのミサイルは独自に開発されたものであり、<ストーム>自身のセンサー妨害システムにも打ち勝つ、洗練された追跡システムを備えていた。さらに両翼にはそれぞれ1基ずつのイオン・キャノンが組み込まれており、ピンポイント爆撃用のサーマル・デトネーター投下管も2門ずつ備わっていた。そのため、<ストーム>は16発のサーマル・デトネーターを搭載して航行することが可能である。
<ストーム>にはトランスパリスチール製の球形コクピットが採用されており、全方向に対して良好な視界を保つことができた。また、4基のインコム社製6X4核融合推進エンジンは、改良型タイカーニン社製クラス4・パワー変換機を用いて再構築されており、この船にTIE/INインターセプター並の亜光速度を実現させている。さらに各エンジンには特大のシグナス社製ターボ・ジェネレーターが搭載されており、<ストーム>は短時間でAウィングの3分の1の速度にまで加速することができた。だが、この装置は危険な性質を持ち合わせているため、エンジンが過度のオーバーヒートを起こした場合に備えた緊急脱出装置も併せて用意されていた。
歴史
イソルダーはこの船で戦闘機部隊を戦いに導くことが多かったため、<ストーム>が戦闘に参加している姿はヘイピーズ星団では一般的な光景だった。レイア・オーガナ姫の救出任務の際、この船は惑星ダソミアに墜落してしまう。だが、戦いの後に<ストーム>は改修され、修理されたのだった。