エチュウ・シェン=ジョン
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エチュウ・シェン=ジョンはパルパティーン皇帝の台頭と、それに続くジェダイの粛清の時代を生き抜いた伝説のジェダイ・マスターである。やがて彼は反乱同盟軍と合流し、銀河帝国との戦いに身を捧げることになる。
目次 |
経歴
クローン大戦
メイス・ウィンドゥを師に持つエチュウ・シェン=ジョンは、オビ=ワン・ケノービを救出するため、弟子のスタム・リースと共にジオノーシスの戦いに召集された200人のジェダイの1人である。処刑闘技場での戦いを生き抜いた師弟は、ヨーダが率いるクローン・トルーパーの一団を指揮したが、ドゥークー伯爵を追い詰めようとした際にチスの女性ダーク・ジェダイ、セヴランス・タンに妨害されてしまう。そして、タンとの戦いで思いがけずスタムを殺されたエチュウは深く傷心し、胸の内に邪悪な影を落としはじめたのだった。そして、エチュウの心の中にダークサイドの存在を感知したウィンドゥとヨーダは、彼にコルサントへ引き返すよう命じたのである。
やがてクローン大戦が本格化し、セヴランス・タンやアサージ・ヴェントレスの陰謀によって共和国の苦戦が相次ぐと、ジェダイ評議会はタンを阻止するための任務にエチュウを送り込む決定を下した。エチュウはスタムの双子の妹ナトを新しいパダワンとし、タンの待つ惑星クラントへと向かう。だが、彼は再びダークサイドと接触し、徐々に堕落していくのだった。ナトもマスターの異変に気づくが、力不足のため何も助言することができず、逆に兄スタムの仇であるタンへの復讐心から、彼女もダークサイドに染まっていったのである。
やがてナトがタンに捕らえられると、エチュウは評議会の指示を無視して弟子の救出に駆けつけた。彼はタンとの死闘の末、このダーク・ジェダイを破り、ナトを救出する。だが、エチュウはそのまま姿を消してしまい、その後しばらくの間、彼の行方は謎に包まれていた。後の歴史にも、クローン大戦の英雄としてマスター・エチュウの名が残されているだけである。
放浪と再出現
クローン大戦後、惑星クラントに身を隠していたエチュウはオーダー66とそれに続くジェダイの粛清を辛くも逃れるが、やがてこの惑星も銀河帝国の統制下に置かれてしまった。そしてヤヴィンの戦いの直後、エチュウはこの惑星を帝国から解放しようと努力していたレイア・オーガナによって発見される。かつてオビ=ワン・ケノービがそうであったように、彼もフォースの導きが訪れるのを待っていたのである。このときエチュウはレイアの帝国軍との戦いに加勢し、クラントの都市を防衛したのだった。
その後、オーガナがユートリック・サンドウと会ったとき、エチュウは帝国軍が古代ジェダイの工芸品ヴォアナチュウを発見したことを聞き驚愕する。パルパティーンはヴォアナチュウを執拗に欲しており、ダース・ヴェイダーを使って徹底的な捜索を行っていたのだ。エチュウはレイアと共にゲッディーズ(後にハヌーンと改名される)へ向かい、この工芸品の奪回に成功する。だが、シャトルへ戻る途中、2人は彼らの到着を待ち構えていたダース・ヴェイダーと遭遇した。ヴェイダーはヴォアナチュウを渡すよう要求するが、エチュウは降伏を拒否し、それを破壊してしまう。そしてエチュウはシスの暗黒卿と戦うが、彼の力量ではシス卿には歯が立たたなかった。エチュウはついには殺害されてしまうが、彼はこの戦いでレイアにその場から逃れる時間を与えることができたのだった。
数年後、エチュウは霊体となってレイアとルーク・スカイウォーカーの前に姿を現した。彼は2人にヴォアナチュウについて警告し、ゲッディーズへ戻って今度こそこの工芸品を手に入れるようにと忠告する。だがその後、彼が再びレイアやルークと接触することは二度となかった。