クレブ・ゼロック
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クレブ・ゼロックは、鉱山惑星タインズ・ホーキーに住むダーコナイトの犯罪王である。彼はときおり賞金稼ぎの仕事も行っていた。ゼロックは惑星と同じ名前の採鉱植民地で多数の地元ビジネスを所有権を手にしており、人気の軽食堂ドードニック・カフェから自身の犯罪帝国を取り仕切っていた。また、クレブは惑星で最大のケシェル鉱山における採鉱事業も手掛けていた。
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経歴
ヤヴィンの戦いの数年前、クレブ・ゼロックはドードニック・カフェで、タムズ=アン出身のエイリアン、ソラーグ・デンと面会した。ソラーグは行方不明となっているタムズ=アンの王家のメンバーの1人、モン・ジュルパを探すため、クレブを雇いたいと考えていたのだ。彼はこの賞金稼ぎに、同じようにジュルパを探しているもう1人の賞金稼ぎ、IG-88より先に彼を見つけることができれば、40,000ケシェルの報酬を払うと約束する。クレブはこの依頼を受け、調査を開始すため助手の賞金稼ぎヨルポ・モグを市中へ送り出したのだった。
やがて、ヨルポは地元のオークション・ブロックでアンドロイドに変装したモン・ジュルパを発見した。そして、ジュルパの新しい友人たち、ジャン・トシュ、C-3PO、R2-D2との幾度かの小競り合いの後、ヨルポはついに彼を捕えることに成功する。ジュルパとその友人たちはクレブの所有するケシェル鉱山に連れて行かれ、そこで強制的に働かされたのだった。
その間に、ヨルポはクレブの鉱山にナーゴン14と呼ばれる希少な鉱石が豊富に埋蔵されていることを発見していた。この物質がプロトン魚雷の製造に役立つことを知っていたクレブは、大量のナーゴンを銀河帝国に売却し、富を築こうと考えていたのである。
ジャン・トシュと友人たちは鉱山での労働を続けていた。このとき彼らは、可燃性ガスが洞窟内に充満し、ナーゴン14を爆発させる可能性があることに気付いた。彼らは奴隷状態から脱し、クレブを彼のオフィスで追い詰めようとする。クレブはナーゴンが爆発する前に鉱山から逃げ出そうとしていたのだ。運べる限りの金をかき集めた彼は、ヨルポを置き去りにして逃走を決意し、カスタム型スポーツ・スキッフに乗り込んだ。だが、C-3POが偶然にも壊れていた足でクレブ・ゼロックのミニ=スタナーを蹴り飛ばし、それがヨルポ・モグの手に収まる。ボスの裏切りに激怒していたヨルポは、それでクレブを撃ち、彼を気絶させたのだった。そして、ジャンと友人たちはクレブのスキッフに乗り込み、ナーゴンが爆発売る前に鉱山から脱出することに成功したが、その際に重量を減らすため、クレブの金をすべて投棄したのである。その後、意気消沈したクレブは最寄りの保安ステーションに引き渡されたのだった。
人物と特徴
クレブ・ゼロックは黄色い肌と小さな鋭い歯を持つ、偏見に満ちた肥満体のダーコナイトである。彼は銀河系のいたる所で見られるスペーサーに共通のジャンプスーツを着ていたが、その緑色の生地には染みひとつ付いていなかった。また、クレブは塵埃から目を保護するため、常に厚いゴーグルをかけており、呼吸も肩に背負った空気清浄機から伸びるチューブを通じてのみ行っていた。極度な潔癖症である彼は、細菌や汚れを極端に嫌悪する一方で、金だけを愛していたのである。
多くの悪党たちと同様に、クレブは貪欲で冷酷な男である。彼は多くの利益を得られる保証があれば、ほぼすべての財政上の契約を結んでいた。このことは賞金稼ぎの仕事をする際にも同様である。ヤヴィンの戦いの10~5年前の活動において、クレブが忠誠を誓っていた相手は彼自身のみであり、目的のために部下や顧客を裏切ることも、彼にとっては当たり前のことだった。
クレブは耳をつんざくような鋭い金切り声を発する能力を持っており、近くにいる相手に激しい苦痛を与えることができた。この能力は酸素タンクに取り付けられた装置によって引き起こされていた。