クワーミアン
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生態と外見
クワーミアンは、小さな体から4本の腕と2本の爪足を生やしたやや長身のエイリアン種族である。腕の片方の組には嗅覚腺が付いており、長い首の先端にある頭部は催眠術でもかけるかのように揺れ動いている。唇のない口の上には窪んだ小さな目が2つあり、口元は永久的に当惑した笑みを浮かべている。また、脳は頭部と胸部に分かれており、皮膚の色は白色から暗灰色の範囲内にある。男女差による外見的な違いは特にない。クワーミアンは概して紳士的で謙虚な種族であり、理性を重んじて暴力を避け、他種族や他文化の人々との交流を楽しむ傾向にある。
クワーミアンは明確なテレパシー能力を持つことで知られている。彼らは互いの目を見合わせることで、言葉を交わさずに会話を行うことができるのだ。だが、彼ら自身は決してテレパシー能力を持っていることを認めず、ただボディ・ランゲージが得意なだけだと主張している。だが、生物学者たちはクワーミアンの主張に懐疑的であり、彼らの脳が部分的に極めて不自然な活動を行っていることを指摘している。だが、すべてのクワーミアンに超能力がある、もしくはないという確かな科学的証拠がないのも事実である。
クワーミアンがごく稀に彼ら同士で音声による会話を行うときは、彼ら独自の言語を用いている。彼らの言葉は音楽的な旋律を有しており、子音とほぼ同数の母音が含まれている。一方で、他種族と会話を行うときは、いつもベーシックを使っている。
歴史
クワーミアンはトロイケン出身のゼクストの亜種である。ヤヴィンの戦いのおよそ17,000年前、アーカニアンの不道徳な科学者たちがゼクストの原始的な祖先をアウター・リムのクワーミアン星系に持ち込んだことが発端だった。アーカニアンは新しいクワーミアンの故郷を壮麗な田園地帯へと作り変えた。その後、彼らは移住したゼクストに様々な遺伝子操作を行い、進化の過程を観察してきたのだった。この観察は数世代続き、その後アーカニアンは別の実験へと関心を移していった。残されたクワーミアン・ゼクストはその後も独自の進化を遂げていき、現在に至ったのである。
その後10,000年以上経過すると、クワーミアンはこの田園惑星に高度に発達した社会を築き上げていた。危険な肉食獣もおらず、肥沃な大地と温暖な海洋、新鮮なミネラルと栄養素が豊富な飲料水に恵まれ、このひょろ長い無脊椎種族はほぼ完璧な楽園を手に入れたのである。旧共和国の偵察員がこの星系に到達するまでには、クワーミアンは他の近隣惑星にも移住し、銀河系を広く探査していた。そして数十年後、彼らは銀河社会の立派な一員となったのである。
クワーミアンの社会は高度で複雑な哲学的思考を奨励しており、事実、彼らの種族は銀河系を代表する偉大な思想家を数多く輩出している。しかし、銀河内乱の時代になると、パルパティーン皇帝の新秩序によって多くのクワーミアンが弾圧され、銀河系全域の大学でクワーミアンの教師や哲学者がことごとく職を追われてしまった。そしてジェダイの粛清が始まると、ほとんどのクワーミアンが故郷の星系に閉じこもってしまったのである。なぜなら、クワーミアンには突出したジェダイが数多く存在し、ジェダイでないクワーミアンでさえ暴徒による暴力の犠牲となる状況だったのだ。新秩序の熱狂的支持者は、クワーミアンはすべてジェダイであり、テレパシー能力を使って他の生物の心に邪悪な思想を植えつけているのだと主張していた。そしてユージャン・ヴォングによる侵略が開始される直前になって、彼らの惑星政府はようやく銀河共同体への再参加に踏み出そうとしはじめたのである。