グリーヴァスの城
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グリーヴァスの城は、独立星系連合のサイボーグの最高司令官、グリーヴァス将軍の個人的な隠れ家である。アウター・リムの惑星ヴァセックの第3衛星にあるこの城は、巨大な峡谷の岩壁の中に作られていた。衛星独特の深い霧に包まれたグリーヴァスの城は、将軍の要求に沿った特別なデザインをしており、管理および修理室、宇宙戦闘機用のハンガー、侵入者向けのいくつかのブービー・トラップが用意されていた。またグリーヴァス以外にも、この城には将軍の修理ドロイドEV-A4-D、ログウォートのペット、ゴア、隠れ家を守るIG-100マグナガードの一団などがいた。
ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、このグリーヴァスの聖域にジェダイ・マスター・キット・フィストーとジェダイ・ナイト・ナダー・ヴェブ率いる共和国部隊が侵入した。共和国部隊は城の中でグリーヴァス将軍が用意した罠にはまり、閉じ込められてしまう。将軍はジェダイとクローン・トルーパーを城の内部のいたるところで追い詰め、キット・フィストー以外の全員を殺害したのだった。だが、フィストーは城の制御システムを破壊し、ヴァセック第3衛星と怒り狂うグリーヴァスの手から逃れることができたのである。
歴史
グリーヴァスはこの城でお気に入りのログウォートのペット、ゴアを飼っていた。大広間には機械の四肢を持ったカリーシュの戦士としての将軍の彫像が飾られていた。また、広大な倉庫には機械の体を持つ将軍のための交換用パーツが保管されており、負傷してドロイド・パーツの交換が必要となったときには、管理人ドロイドのEV-A4-Dにたびたび修理をさせていた。城の中には他にもログウォートのゴア用の闘技場や、死んだジェダイから奪い取った戦利品の保管室などがあった。また、彼の城には回廊を監視できる制御室もあった。制御室から、将軍はゴアの解放や、燃えたぎる溶岩で満たされた落とし床など、様々な罠を作動させることができたのである。この制御室のドアは正しい順番で数字のボタンを押すことによってのみ開くことができた。
この城には他にも「神聖な監視室」と呼ばれる部屋があった。通商連合のヌート・ガンレイ総督は、共和国による拘束から救出された後、この部屋に隠れていると信じられていた。