コード・シリンダー
(コマンド・シリンダーから転送)
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解説
コード・シリンダーは、銀河共和国、銀河帝国、新共和国などで最も一般的な保安器具である。通常、軍事施設は様々な区画に分けられており、それぞれが互いに保安チェックポイントによって隔てられている。保安区画は将校にのみアクセスが許されていたが、彼らも個人の識別コードが記録されたコード・シリンダーをチェックポイントのスコンプ・リンクに差し込む必要があった。そして、スコンプ・リンクがその将校に通過する資格があるかどうかを判断していたのだ。
各コード・シリンダーは特別な区画へのアクセスのみが許可されており、そのため多くの高級将校たちは常に4本以上のシリンダーを持ち歩いていた。また、コード・シリンダーはコンピュータ・システムからの情報アクセスにも使用されていた。盗難されたコード・シリンダーの不正使用を防ぐため、チェックポイントには虹彩スキャナや音声認識装置が配備されていたところもあり、これらはシリンダーによる認証と組み合わせて使用された。同様に将校たちが着用しているベルト帽子にもデータ・ディスクが仕込まれており、各人の個人情報や階級が記録されていた。