コメット
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コメットは、銀河共和国と独立星系連合との抗争、クローン大戦中に、共和国グランド・アーミーで活躍したクローン・トルーパー・コーポラルの愛称である。ジェダイ・マスター・プロ・クーンとクローン・コマンダー・ウルフの指揮のもと、コメットは第104バタリオンの一部隊であるクローン・トルーパー分隊、通称ウルフパックに配属されていた。ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、コメットはコームの戦いに参加し、クローン軍がコーマイのアンガー・ゴート大将軍とダーク・アコライト・アサージ・ヴェントレスから惑星のアグロサイト処理工場を奪回するために奮闘するなか、分離主義勢力のドロイド軍を相手に戦っていた。だがこの戦いの中で、コメットはトルーパー・スピッター、コマンダー・ウルフ、ケンダル・オゼル少佐と共に捕虜となってしまう。その後、囚人たちは収容されていた監獄の制御パネルをショートさせ、奪い取った装甲型強襲用戦車で逃走した。そして戦いの終盤になると、共和国の兵士たちはドロイド軍を一掃し、コームのアグロサイト処理工場を確保したのだった。
またコメットは、ヴェネター級スター・デストロイヤー<エンデュランス>の艦橋で罠にはまった2人のジェダイ将軍、アナキン・スカイウォーカーとメイス・ウィンドゥを惑星ヴァンコアで救出する任務にも参加した。さらにマスター・クーン、スカイウォーカー将軍、そのパダワン、アソーカ・タノの指揮のもと、コメットとクローン分隊は、分離主義勢力のグリーヴァス将軍による援軍が到着したばかりの、惑星フェルーシアの前哨基地を破壊した。その後、コメットは惑星ローラ・セイユーで捕虜となっていたジェダイ部隊の救出任務や、惑星キロスで暮らしていたところを誘拐されたトグルータの入植者たちの解放任務などにも向かっている。この入植者たちはザイゲリアンの奴隷商人たちによって惑星カダーヴォの労働者矯正施設に連れ去れていたのである。
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経歴
コームの戦いで、コメットとスピッター、ウルフ、ケンダル・オゼル少佐は、コーマイのアンガー・ゴート大将軍とダーク・アコライト・アサージ・ヴェントレスに捕らえられた。だが彼らは脱出し、装甲型強襲用戦車を奪って逃走に成功する。その後、コメットはウルフ、プロ・クーン、アソーカ・タノ、他のウルフパックのメンバーと共に、<エンデュランス>の墜落現場からメイス・ウィンドゥとアナキン・スカイウォーカーを救助するため、惑星ヴァンコアへと向かった。コメットはアナキンを、ウルフはメイスを救助し、艦橋が崩壊する前に脱出することができたのである。その後、コメットはウルフ、プロ・クーンと共に惑星ローラ・セイユーへ向かい、アナキン・スカイウォーカー、アソーカ・タノ、オビ=ワン・ケノービ、コーディ、レックス、ファイヴズ、そしてウィルハフ・ターキンを救出したのだった。さらにその後、コメットは、コマンダー・ウルフ、プロ・クーン、アソーカ・タノ、アナキン・スカイウォーカー、ウルフパックと共に、惑星フェルーシアをドロイド軍から解放するために派遣された。だが、彼とブースとがドロイド部隊を阻止するために基地の外壁を飛び越えたとき、アソーカが行方不明となったのだった。
人物と特徴
コメットはジャンゴ・フェットのクローンの1体であり、銀河標準ベーシックを話していた。またフェットと同様に、彼も浅黒い褐色の肌をしていた。コルムで、コメットは自軍の持つ戦車の存在によって敵が不利な状況に立たされていると判断し、勢いに乗って戦いを進めたいと考えた。だが、ケンダル・オゼル少佐はトルーパーに施設からの退却を命じ、コメットに服従を促したのである。また、コメットはコマンダー・ウルフやウルフパックのメンバーたちと共に、危険な<エンデュランス>の艦橋でアナキン・スカイウォーカーとメイス・ウィンドゥを救助し、フェルーシアではアソーカ・タノの指揮のもと、彼女の副官として敵の前哨基地を背後から襲撃した。そして彼の分隊が目的を達成した際には、スカイウォーカーから賛辞を受け取ったのだった。
装備
戦争の初期、コメットはコームの戦いで惑星の寒さから身を守るため、赤く装飾されたクローン・コールド・アサルト・アーマーを着用していた。そして戦争後期になると、彼は標準的なフェーズI・クローン・トルーパー・アーマーを着用し、アブレガドの戦いで戦死したウルフパックの仲間たちを称えるため、それを灰青色でカスタマイズしていた。またカダーヴォでの任務に先立って、コメットはフェーズI・アーマーをフェーズIIにアップグレードし、フェーズIのときと同じ色で塗装した。彼の愛用の武器はDC-15Sブラスターだが、それに加えてブラスターに取り付け可能なアセンション・ケーブル・ランチャーを装着していることもあった。また、コメットは任務に応じてジェットパックを使用することもあった。