コーマン・クイエン
(コーマンから転送)
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コーマン・クイエンは、銀河内乱時における反乱同盟軍の伍長、そして偵察員である。クイエンは自分の動物好きな性格が反乱軍にとって有益になるとは決して思っていなかったが、彼は調教師としての才能を役立てることができた。同盟軍最高司令部に配属となったクイエンは同盟軍技術者部隊に加わり、設立されて間もないホスのエコー基地に派遣された最初の人員の1人となった。彼はそこで、この氷の惑星に原住するトーントーンを捕獲し、騎乗獣として調教することに尽力したのである。だがヤヴィンの戦いの3年後のホスの戦いで、帝国軍による攻撃によって興奮したトーントーンの群れが檻を破壊して脱走した際に、彼は可愛がっていた動物たちの下敷きとなって死亡したのだった。
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経歴
コーマン・クイエン伍長の反乱同盟軍における存在意義は、動物に関する専門知識にあった。同盟軍は原住動物を騎乗獣や荷運び獣として利用するために捕獲し、飼い慣らし、訓練する際に、クイエンの技術を利用したのである。こうした能力を高く評価した同盟軍最高司令部は、彼をケン・モノン少佐の技術者部隊に配属させ、アウター・リム・テリトリーの氷の惑星ホスに同盟軍の本拠地となるエコー基地を建設する任務を与えたのだった。同盟軍が基地のT-47エアスピーダーを惑星の極寒環境に適応させるという困難な作業に直面していたとき、ホスにおけるクイエンの存在は期待以上に価値あるものとなった。モノンの部下たちが基地を建造している間に、クイエンはホスに原住するトーントーンを集めて飼い慣らし、スピーダーの代わりの輸送手段として利用できるようにしたのである。
エコー基地におけるクイエンのトーントーン調教師としての任務はヤヴィンの戦いの3年後まで続けられていた。あるとき、ハン・ソロが基地の外側の境界周辺におけるホスの雪原の定期パトロールから帰還したとき、クイエンは甲板士官タミザンダー・レイの命令に従い、ソロのトーントーンの手綱を取って、彼が降りるのを手伝った。だがこのとき、ソロと共にパトロールに出ていたはずのルーク・スカイウォーカーは、惑星の原住種である雪獣ワンパの1頭に襲われていたのだった。
その直後、エコー基地がスカイウォーカーの行方不明を確認すると、クイエンはカル・エルダー中尉のスカイウォーカー捜索隊の一員として、セクター12の捜索を志願した。彼は基地の管制員に、監視カメラをアルファ・スクリーンへセットするよう指示したのである。
その後、銀河内乱における反乱軍にとっての最悪の敗北の1つであるホスの戦いが勃発した。このとき、帝国軍の全地形用装甲歩行兵器による激しい攻撃によって基地内のトーントーンたちが興奮し、群れが柵を破壊して脱走してしまった。クイエンは半狂乱に陥ったトーントーンたちを鎮めようと努力したが、彼らによって踏みつけられ、4人の同僚と共に無残な最期を遂げたのである。その死後、クイエンの名はエコー基地のトーントーン調教師の1人として人々の記憶に残されたのだった。
人物と特徴
コーマン・クイエンはエコー基地に配置されていた典型的な偵察員である。クイエンは自分の動物好きな性格が反乱軍にとって役立つ才能になるとは考えてもいなかったが、エコー基地における彼の働きは、反乱軍が周囲の環境を利用する際に大きな成果を上げることができた。彼はエコー基地がホスの原住種トーントーンを捕獲する際の手助けを行い、それらを訓練することで、スノースピーダーに代わる輸送手段を効果的に作り上げたのである。
装備
エコー基地での任務の間、クイエンは反乱軍の標準的な寒冷地用装甲服を着用していた。一方で、ハン・ソロをトーントーンから降ろしたときには、彼は厚手のベストと装備品の付いたヘッドギア、左右の腕パッドとグローブだけの姿だった。