サリス
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サリスは、エンドアの戦いによる銀河帝国の敗退後、ジェダイの谷の奪回を目論んでいた7人のダーク・ジェダイの1人である。
経歴
サリスは、ドロマンド・カスでフォースのダークサイドの訓練を与えてくれたダークサイドの預言者の1人、クロナル卿が自分の父親であることを知らなかった。彼女はこの故郷で後のマスター、ジェレクと初めて出会うことになる。
その後、サリスはタトゥイーンで女預言者と呼ばれるようになり、当地のツアー・アリオン総督の協力者として働いていた。彼女は占い師を装い、帝国秘密結社のために暗躍するスパイの素性を隠していたのである。あるとき、サリスはウーハーの前世を占い、彼がセドゥ・パーチュの生まれ変わりだと唱えたことがある。ウーハーはこれに激怒し、彼女をチャルマンの酒場から締め出したのだった。
ヤヴィンの戦いの直前に、サリスはスパイ活動の一環としてモス・アイズリーのドッキング・ベイ94でジャバ・ザ・ハットとそのボディガードたちを監視していた。彼女はR2-D2が盗まれた初代デス・スターの設計図の入ったデータ・テープを持っていることを掴んでおり、その行方を追っていたのだ。彼女はドロイドの脱出を阻むため、緊急にストームトルーパーの一隊をドッキング・ベイへと送り込んだが、この作戦は失敗に終わるのだった。
エンドアの戦い後に起こったタトゥイーンでの反乱の最中、サリスはこれまでの地位を捨て、ダーク・ジェダイとしてジェレクの弟子となった。だが、彼女は表面上は帝国のダークサイド教会に忠誠を誓っていたのである。そして、サリスはパナサで宗教団体の信者を装い、エピカンシクスの裕福な鉱山実業家を誘惑して婚約を結んだ。その後、彼女はその息子のユンまでも誘惑し、彼に自分の「信仰」を授けたのだった。ユンは彼女に促されるままに父親を殺害する。サリスは亡き実業家の富をジェレクに届け、さらにユンを弟子としてジェレクに差し出したのである。
やがて、サリスはルーサンでカイル・カターンと対峙した。だが、意識を失ったカイルへの共感からユンがサリスを裏切り、無力なカイルに止めを刺そうとする彼女を妨害する。サリスはユンを殺し、その怒りでカイルに再び襲い掛かるが、決闘の末、彼に敗れたのだった。戦いは絶えずサリスが優勢だったが、彼女はカイルの力を過小評価していた。カイルはフローイング・ウォーター・カットと呼ばれる回避技で彼女を滅ぼしたのである。
力と能力
サリスは無口で控えめだが、恐ろしい戦士であり、フォース・パワーに頼らずほぼ剣術だけを駆使したライトセイバーのテクニックは、7人のダーク・ジェダイの中でも最強とされていた。また、彼女はデッドリー・サイトを極めた唯一の戦士としても知られており、それを怒りの攻撃に使用していた。