ストライク級ミディアム・クルーザー
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ストライク級ミディアム・クルーザーは、ロロナー社製の汎用中型巡航艦である。この船は銀河内乱の時代に主に帝国宇宙軍によって使用されていた。ストライク級はモジュールの変更によって多岐にわたる任務に使用することができ、安価なため大量に製造されたのだった。
特徴
全長450メートルのストライク級クルーザーは、フリゲート艦のザイズでありながら反乱同盟軍の巡航艦よりもはるかに大きく、圧倒的な火力、強力なシールド、高い亜光速度を誇っていた。帝国軍内でも2隻のストライク級クルーザーで1隻のヴィクトリー級スター・デストロイヤーと同等に扱われていたほどである。
さらに、ストライク級の内部格納スペースは任務に応じた様々な改装を行うことができた。最も一般的な形式は、惑星駐屯部隊、宇宙戦、惑星攻撃用の各設定である。惑星駐留部隊の場合の積荷は、攻撃部隊、2機のAT-ST、1機のAT-AT、そして数機の支援用スピーダーであり、宇宙戦用の場合はTIE3個中隊、惑星攻撃用の場合は5機のAT-ATである。しかし、内部格納スペースや船の基本構造はシールドが失われた際に敵からの攻撃を受けた場合に弱さを露呈していた。
歴史
ストライク級クルーザーは、大型戦艦への傾倒を増す帝国宇宙軍の新機軸であり、反乱同盟軍や他の交戦中の勢力の台頭によって失われた宇宙での優位性を回復させるための手段だった。
エヴァT星系における奪われたTIEディフェンダー・テクノロジーを巡る戦いの中で、ストライク級クルーザーは4つの勢力によって使用された。スローン率いる帝国に忠実な兵士たち、裏切り者のデミトリアス・ザーリン大提督、ルニーキー、そしてナミである。
皮肉なことに、ストライク級クルーザーの最大の弱点はその最大の利点の副作用にあった。この船はモジュール型構造をしているため、船内の2つの区画の間にあるパワー・コネクターの密集部分にダメージを受けると、たった一発の狙い済ました攻撃によって全システムまたは武器が使用不能になってしまうのだ。さらに強力な武器(プロトン魚雷やターボレーザーなど)による致命的な攻撃を多数受けると、船体が簡単に引き裂かれ、構造の大部分が失われてしまう。だがこの船が宇宙軍全体に浸透するまでは、このような弱点も些細な欠陥程度にしか見られていなかった。帝国には破損または消失した部品の代わりとなる資源が豊富にあり、当時は大型艦船も消耗品としか見なされていなかったのである。
だが戦争が激化し、大型宇宙船が珍しい存在になると、残存帝国軍はストライク級を信頼性、多様性、耐久性のある、戦術的により重要な巡航艦へと変えていく必要性を感じたのだった。その結果、この船は簡単に分裂しないよう、全体の基本構造と取り付けモジュールとの間の接続を強化されたのである。しかし、これらの箇所は依然としてもっとも破損が多い状態のままであり、銀河内乱における両陣営のパイロットや指揮官たちは戦術内でこの知識を大いに利用したのだった。