ズィスピアジアン
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ズィスピアジアンは、古代の戦闘種族であり、蛇のような下半身を除けば人間に良く似た姿をしている。彼らは旧共和国の熱心な参加者だった。ズィスピアジアンの戦士たちは、誕生して間もない共和国が内外の脅威を撃退する際に大きな貢献を果たしたのである。
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生態と外見
ズィスピアジアンの故郷は拡張領域にある温暖な岩の惑星ズィスピアズである。彼らの社会は世襲制の君主によって支配されているが、国家に関する多くの事柄は選挙によって選ばれた議会に決定権が定められている。多くのズィスピアジアンは君主制を退廃した過去の遺物として見なしており、太古の伝統に縛られ過ぎだと考えている。だが、この制度が人々の思想や時代の変化に追従すべく周期的な進歩を遂げているのもまた事実なのである。
ズィスピアジアンのヒューマノイドの姿をした上半身は、長いゆったりとした毛に覆われている。逆に蛇のような下半身は全体がウロコに覆われており、これらは様々な色をしているが、多くは上半身の毛と同じ色である。通常、睡眠や瞑想を行うとき、彼らは下半身を胴体の下に丸めていることが多い。また、ズィスピアジアンは言葉と歯擦音を複雑に組み合わせた独自の言語を使用している。
ズィスピアジアンは様々な瞑想的技法を使い、穏やかな表情の下に激しい情熱と感情を覆い隠そうと努力している。彼らは1日当たり2標準時間程度の睡眠で完全な肉体機能を維持することができ、通常、彼らはこの短い睡眠の前か後に睡眠に似た意識のない状態で瞑想を行っている。他の種族はズィスピアジアンの穏やかな表情を彼らの種族の特徴だと信じているが、これは誤解である。実際には、彼らは1標準日当たり5から6時間の瞑想を行わなければ、憂鬱で不快な感情を顕わにすることが多く、例えば辛いことがあると急に泣き出し、頭にくることがあると急に激怒する傾向があるのだ。
歴史
かつてオポー・ランシセスという名のズィスピアジアンが君主の地位を相続したが、その後、彼はジェダイ評議会の議席に留まることを希望し、君主を放棄している。そしてクローン大戦の間、ランシセスは新しい君主にドゥークー伯爵と分離主義勢力に対して立ち上がるよう説得を試みた。ランシセスと君主はズィスピアジアンの伝統に基づいて素手の戦いによる決闘裁判に臨むことになる。最終的にこの戦いにはランシセスが勝利し、君主は仕方なくズィスピアジアンの戦士を戦争に送り出すことで共和国の厳しい戦いを支援したのだった。
やがて共和国が崩壊し、銀河帝国が台頭すると、ズィスピアズは帝国軍による激しい爆撃を受け、生存者も奴隷化されてしまう。さらに、パルパティーン皇帝に対して手柄を示したい帝国軍総督はズィスピアジアンの君主を処刑し、後継者となる皇太子を彼の奴隷にしたのだった。ズィスピアジアンはこれに激怒し、反乱を隆起させたが、初期の反撃は無駄な結果に終わる。やがて反乱同盟軍のスパイが帝国軍総督の身辺に潜入し、皇太子の救出に成功したとき、人々はようやく希望を取り戻したのだった。面目を潰した総督はズィスピアジアンを全滅させると宣言して彼らを脅迫するが、皮肉にも皇帝は邪魔者を処分するために皇帝の手と呼ばれる密使を派遣した。愚かな総督は速やかに処刑され、ズィスピアズは惑星ごと強制的に隔離されたのだった。その後、数人のズィスピアジアンが反乱同盟軍に加わったが、ズィスピアズは依然として隔離され続け、やがて皇帝の死を迎えるまで帝国による支配下に置かれたままだったのである。
エンドアの戦い後、ズィスピアズの皇太子は故郷に復帰したが、そこで待っていたのは君主制を存続させるか撤廃するかという激しい議論だけだった。そして流血の事態を招いた小規模な内乱を経て、皇太子は正当な地位を宣言し、新共和国への参加に向かう第一歩を示したのである。帝国による弾圧で落胆したズィスピアジアンたちは、この苦しい年月を経ても君主制がほとんど何も変わらなかったことに気づかされた。この制度は政治的に時代錯誤な退廃した存在として、その後も残り続けることになる。