ダシェイド
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生態と外見
黒い筋肉質の肉体に大きな額、ウナギのような口、鋭い爪を持つダシェイドは、長身の爬虫類型ヒューマノイド種族である。しかし、あらゆる公式記録は、ダシェイドが既に絶滅した種族であることを記している。彼らの故郷はシス大戦によって引き起こされた巨大超新星クロン・ドリフトの爆発によって消滅し、そのとき惑星上のすべての生命が滅んだのである。それから4,000年経った現在、所々で散在的なダシェイドの目撃報告も確認されているが、彼らを目撃した者は報告する前に死んでしまうことが多いため、確かな証拠はほとんど存在していない。
社会と文化
ダシェイド社会が繁栄を遂げていた間、屈強な肉体を誇る彼らは攻撃的な大将軍によって支配されていた。太陽に焦がされた資源の乏しいダシェイドの故郷アーカップでは、厳しい環境が力による支配という哲学を促進していたのだ。ダシェイドは宇宙への進出を目指した初期の試みでジェダイと古代シスが入植する広大な銀河系を発見したが、それもこうした考えを強固なものにしただけだったのである。
歴史
かつて、ダシェイドはシスとジェダイの双方と同盟を結んでいた。彼らは熱を発散させる能力を持っているため、大抵の生命体センサーによる探知から逃れることができ、さらには肉体的なダメージに対する耐性と共に、フォースによる力にもある程度の抵抗力を持っていた。そのため、古代のジェダイ・ナイトたちはパダワンの戦士としての技能を磨くために戦闘インストラクターとしてダシェイドを利用し、その一方でシスも、彼らを衛兵や暗殺者として雇っていたのである。
アーカップの荒廃に関して銀河系の多くの人々は、ダシェイドがシス大戦によるもう1つの悲劇的犠牲者であると考えている。少なくともファリーンのある有力な王族は、ダシェイドの一部を保護する措置を執っていた。ファリーンは38人のダシェイドを冷凍睡眠状態で保存しており、特別な要請があった際に1人ずつ戦士を蘇らせていたのだ。ブラック・サンの首領、プリンス・シーゾーもこうしたファリーン貴族の末裔であり、彼によってケット・マリスと命名された残忍な戦士が最後のダシェイド・シャドウ・キラーとして蘇らされている。
しかし、ケット・マリスは種族の最後の1人ではなかった。新共和国の歴史家たちが、銀河帝国の勃興に伴うジェダイ・オーダーの粛清にダシェイドの傭兵が関与していた可能性があるという証拠を発見したのだ。おそらくはアーカップの崩壊前に開拓されたダシェイドの植民星もまだ存在しており、いつか発見される日が来ることを待っているのかもしれない。