ティバノポリス
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ティバノポリスはガス状巨星ベスピンの低軌道上に浮かぶ浮遊型採鉱都市の1つであり、クラウド・シティに次ぐ大きさを誇っていた。
歴史
ベスピンには数多くの採鉱植民地が存在していたが、それらすべてが安定した利益を上げていたわけではなく、途中で見捨てられてしまった都市も多い。ティバノポリスもクローン大戦の間に見捨てられた都市の1つだが、鉱山植民地としては珍しく、その後も閉鎖されることはなかった。しかし、隣接するクラウド・シティが帝国軍によって占領されたとき、ついにこの都市も完全に放棄されてしまったのである。
ティバノポリスはその後も無人の状態で雲の中に浮かんでいたが、少なくともエンドアの戦いの5年後には浮かんでいるだけの壊れたゴースト・タウンと化していた。リパルサーリフト・エンジンも既に破損し、都市は全体的に傾きながら漂流を続けていたのだ。
この浮遊都市の天井、デッキ、壁などは、他の植民地から来た屑鉄を集める廃品回収業者によって持ち出され、さらにはベスピンのヴェルカーたちにも噛み付かれるなど、無残な傷跡を見せていた。それはもはやかつての景観の骨格でしかなく、プレートは捻じ曲がり、下方に吊るされた底荷タンクの役割を果たす巨大な半球も、それを支える梁がよじれていた。さらには、無数のアンテナや風向計もジョイント部分から突き出ている状態だったのだ。
ティバノポリスの錆付いて老朽化した梁や建造物には強い風が吹き抜けており、うめき声のような音を作り出していた。錆びたジョイント同士も相互に擦れあい、耳障りな金属特有の軋み音をたてていた。また、完全な状態を保った離着床パッドはほとんどなく、多くはプレートが失われ、弱点をさらけ出していた。
エンドアの戦いから7年後、ルーク・スカイウォーカーはこの廃墟で人目を避けるようにして暮らしていたストリーンと名乗る老人を発見する。彼はフォースを使うことができ、ジェダイ候補生としてルークのジェダイ・アカデミーに連れられていったのだった。