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テルジコンの放浪船

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Teljkon Vagabond
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テルジコンの放浪船は、ケラたちによって造られた全長1,500メートルの有機宇宙船の名称であり、テルジコン星系で目撃されたことがその名の由来である。彼らは故郷ブラス・ケラが突然の氷河期に見舞われた際に、種族の文化と歴史を保存するためにこの宇宙船を作ったのだった。この船の最終的な目的は、ブラス・ケラに戻ってエネルギー・ビームで惑星を溶かし、進化の過程を再開させることである。

解説

テルジコンの放浪船内を探索するランド・カルリジアンロボットR2-D2C-3PO

イェヴェサによる大粛清が開始されるおよそ5年前、銀河系の片隅にあるテルジコン星系で、全長約1,500メートル級の神秘的な放浪船が目撃された。この船の目撃例は公式にはこれが2度目であり、この発見によって「テルジコンの放浪船」という呼び名が与えられたのである。発見したのはフラスキスの観測船だったが、彼らにはそれ以上追跡することができなかった。その後、新共和国のフリゲート艦<ボールドハート>もこの船と遭遇し、制止させようと試みたが、放浪船によって不能にさせられてしまった。そして、エンドアの戦いから13年後、辺境の惑星ジマー・アスキロン近郊で4度目の目撃報告がなされると、ついに新共和国情報部ハイラム・ドレイソン提督もこの情報に強い感心を示すようになったのだった。彼は配下の秘密諜報組織アルファ・ブルーでこの問題を扱うことを決定し、テルジコンの放浪船を調査すべく小艦隊を組織すると、イージャッガ・パクペカット大佐ランド・カルリジアンをジマー・アスキロンに派遣したのである。

やがて、調査チームはイカダに似た5層構造の船体を持つ放浪船を発見する。その表面には巨大な有機体のようなケーブルが何本も張り巡らされており、外側の船殻は半透明で、これも明らかに有機的な素材で作られていた。この放浪船は隠されたセンサーで周辺12キロメートル以内を絶えず走査しており、12キロメートル・エリアに侵入したあらゆる船に短波長シグナルを送信する。そして相手の船が即座に適切な応答を発しなかった場合、放浪船は相手を攻撃して不能にさせ、その間にハイパースペースに逃走するのだ。

<レディ・ラック>で接近したランド・カルリジアンロボットR2-D2、そしてC-3POは、放浪船から送られてきたシグナルがケラの遺伝子情報の一部であることを発見し、それに続く残りの情報を放浪船へと送り返した。すると彼らは安全であると認められ、外側の船殻へ入ることを許可されたのだった。続いて、パクペカットの指揮する探査船<D-89>も同じコードを送信して内部への侵入を試みるが、既にコードは別のものに変えられていた。放浪船は探査船を破壊し、カルリジアンたちを乗せたままハイパースペースへと消えていったのである。

一旦自分たちの船を離れたランドのチームは、この放浪船の船体が絶えず自分の大きさを調整していること、そして単に隙間を塞ぐことで小さな損傷を修復していることを発見する。船体の内側の区画には巨大な壁画があり、そこに何千ものケラたちが描かれていた。内壁は物理的な接触に反応し、船内の多くの部屋から様々な応答が得られる。たとえば、多くの部屋には特別な鍵や印章が存在し、それらに触れることで、ケラの音楽が流れたり、部屋の色、形、内部で流れる音楽などを変更することができるのだ。また、部屋の化学的組成もほぼ自由自在に変化することができ、居住者が呼吸に必要とするガスを抽出して、無数の気孔から湧き出させていた。さらに通常の入口から内部に入ると、部屋がそれに反応し、自動的に照明をつけてくれたのだった。

その後、ロボットがこの放浪船に関する重大な秘密を発見した。実はこの船は巨大な博物館であり、ケラの思想や物語、そしてケラという種族を再興させる方法についてのデータを無数に収容し、運んでいたのである。かつて惑星ブラス・ケラ(公式にはマルサ・オーベックスと呼ばれている)がと衝突し、突如として氷河期に突入したとき、古代種族ケラは自分たちを仮死状態にして氷の下に埋めたのだった。そしてこの惑星が再び居住可能な環境に戻るまで、この船に自分たちの種族を復活させる方法を託し、故郷から出航させたのである。そのため、この船の大部分は内部構造からそれを動かす6進アルゴリズムに至るまで、ケラの遺伝子構造を反映したものとなっていた(6進アルゴリズムは、ケラの遺伝子コードに基づいている)。この船はいつか故郷が月の損失を克服した後にブラス・ケラに帰還し、進化の過程を再開させるという思想に基づいて設計されたものだったのだ。

最終的にテルジコンの放浪船はランドの一行を乗せたまま故郷へ帰還し、そこでルーク・スカイウォーカーを招き入れることを許可した。フォースをマスターしたルークはロボットを困惑させた6進アルゴリズムを回避して船と意思の疎通を行うことができ、船に全員を乗せて惑星へ向かうよう告げたのである。その後、放浪船はブラス・ケラを解凍させ、氷の下に埋められた何千人ものケラたちが再び住めるような環境を再構築するという困難なプロセスを開始させたのだった。その後、ケラたちがこの惑星で再び繁栄を遂げることができたのかは一切分かっていない。新共和国のライブラリには、依然としてマルサ・オーベックスは死滅した惑星として記録されたままだった。

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