デルタ・ソース
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解説
デルタ・ソースは、新共和国の初期の時代における帝国軍の情報源のコードネームである。デルタ・ソースはスローン大提督に新共和国の極めて重要な内部情報を提供しており、彼はこれらの情報を利用して新共和国への軍事行動を有利に進めることができたのだった。
パルパティーン皇帝による支配の時代の名残であるデルタ・ソースは、皇帝が取巻きや高官たちを監視するためコルサントの至るところに配置した数多くの隠されたシステムの1つである。このシステムはインペリアル・パレスの大回廊に2列で植えられたチハラの木によって構成されていた。根の部分に埋められた通信管が音声によって生じた木の振動を音声信号へ変換し、その後、この信号が送信されていたのである。
自身の軍事行動の間、スローンは敢えてデルタ・ソースの存在に関する情報を漏洩させ、新共和国の上層部に、内部に裏切り者がいると信じ込ませていた。その後、ウィンターとザカーリズ・ゲントによるデルタ・ソースの捜索および調査が行われ、これが人物ではなく機械的な諜報システムである可能性が高いことがわかったのだった。やがて、レイア・オーガナ・ソロによってチハラの木の正体が発見されることになる。
反乱同盟軍と新共和国はスローンが帝国の主導権を握るまでデルタ・ソースを発見できなかったが、このスパイ・システム自体はクローン大戦勃発以前から稼動していたのだった。