ダース・バンドン
(バンドンから転送)
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解説
ダース・マラックの従者たちに多く見られるように、ダース・バンドンもかつてはジェダイ訓練生の1人だった。しかし、フォースが彼の内に強く流れていても、バンドンはもはや決してジェダイの教義を受け入れなかっただろう。いまや彼の心の中では怒りや憎しみといった力強い感情が荒れ狂い、これらが彼に力を与えていたのだった。シスが力を台頭させたとき、バンドンは古きマスターを拒絶し、コリバンにあるシス・アカデミーへと逃亡したのである。
そこで彼は自分の存在すべてを捧げ、ダークサイドとシスの教義を受け入れた。彼は、強大なフォースの力、本来の冷酷さ、そして力の探求における絶対的な非情さによって、即座に他の門弟たちから遠ざかっていった。やがてバンドンはマラック卿の計算高い目を引きつけることになるのだった。
シス・オーダーの伝統に従い、マラックは数多くの訓練生たちの中から、ただ1人の弟子となるべき存在を探していた。その人物はシスの恐怖の秘密を学び、ジェダイと共和国を滅ぼすためにその力を使うことになるのだった。
ダース・バンドンは、自分こそが優れた選択肢であることを示した。彼のライトセイバーの光刃によって多くのジェダイが倒れていったのである。一方で、シスの支配層には、いつの日かバンドンが暗黒卿の権威を巡ってマラックに挑むのではないかと心配する声もあった。なぜなら、それがシスのやり方であり、強者こそが支配し、弟子がマスターを超えたとき、マスターは倒されなければならないのだ。
だが、この野望が成就するには時間が足りなかった。バンドンはダース・マラックの秘密の力の源であるスター・フォージを捜索していた共和国の密使によって倒されたのである。