ファング・ザー
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解説
率直な言動で知られるファング・ザー元老院議員は、修正に次ぐ修正で銀河憲法を穴だらけにしたパルパティーン最高議長による法や政令の実施に反対を表明した。彼は自らの理想主義に基づき、議長の独走を阻止するため、モン・モスマやベイル・オーガナからその方法を模索する政治家たちの陰謀に加わることを承諾したのである。
共和国が終焉を迎えようとしている暗黒の時代に、ザーは元老院がこのような恐ろしい状況に立たされていることを不安視していた。彼は2,000名が名を連ねる嘆願書に署名し、パルパティーンの方針に対して正式に不満を訴える。その内容は非常時特権を元老院へ返還し、新しく制定された宙域総督のシステムを撤回せよというものだった。彼は嘆願書をパルパティーンに差し出した代表メンバーの1人でもあったが、それはほとんど徒労に終わることになる。
サーン・セクターを代表するファング・ザーは年老いた政治家であり、コルサント、サーン・プライム、ゴーマンにそれぞれ所有する邸宅の間を絶えず行き来して多忙な日々を過ごしていた。彼は不必要な政治的修辞で自分の意見を濁さずに述べることを好んでおり、こうした頑強さによって同僚たちから尊敬を集めている。この性格が、皺の多い顔や、サーン特有の縮れた髪束、顎鬚と組み合わさったことで、彼は元老院の中でも特に印象的な顔の1人となり、周囲からその外見に荒々しい印象を持たれていたのだ。だがその一方で、パルパティーンの支持者とその顧問たちは、彼を排除すべきトラブルメーカーと見なしていたのである。
皇帝を僭称し、ジェダイを体制の敵であると宣言したパルパティーンは、嘆願書に署名した2,000名の代表の一部をも標的とした。ファング・ザーは新設された帝国保安局によって逮捕され、拘留されてしまう。そして釈放された後、彼はオルデランへと逃亡し、亡命者として一時的な保護を受けたのだった。