フレジャ
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解説
ストームトルーパーのフレジャ大尉はモー研究所駐留部隊の指揮官であり、2人の上官に仕えていた。彼は公式には司令官であるダーラ提督に報告を行っていたが、日に日に変わる情勢の中で、トール・シヴロンと接する機会がより多くなっていたのである。しかし、シヴロンは彼をエリート士官というよりはむしろストームトルーパーの伍長や軍曹として扱っており、いつも悲惨なほどの混乱を巻き起こしていたのだった。
通常の状況下では、フレジャもシヴロンに対して全てのストームトルーパーに見られるような質疑なき従順さを見せていた。しかし、シヴロンが一線を踏み越えてストームトルーパー駐留部隊の任務を妨害し始めると、フレジャは通常、彼にその旨を伝え、妨害を中止させることになる(彼はこれがシヴロンの暴走を止める唯一の方法だということを知っていたが、彼は命令する立場に立つことが好きではなかったのだ)。
ダーラ提督が彼女のスター・デストロイヤーでモー研究所を離れると、フレジャ大尉はその場に残された最高位の軍人となり、研究所のあらゆる軍事行動の指揮を執る立場に立たされた。彼は新共和国の占領部隊が到着した際にこの権限を行使し、研究所のメイン・コンピューター・コアを破壊したのである。しかし、彼の権限がモー研究所を構成する小惑星の最外郭にまで広がっただけだったのは、占領部隊から逃れるためにプロトタイプ・デス・スターへ引き上げた者たちにとって不運なことだった。デス・スターの中でも彼はシヴロンの命令に従う以外に選択の余地はなかったが、彼は適切な要求や合理的な提案によってシヴロンを揺さ振り、最善の努力を行ったのである。少なくとも、彼の働きはキップ・デュロンによってデス・スターが葬り去られ、乗員たちの運命が決するまでは合理的なものだったと言えるだろう。