ボサウイ
提供: スター・ウォーズの鉄人!
Bothawui | |||
---|---|---|---|
位置: | ミッド・リム、ボサン・セクター、ボス星系 | 重力: | 不明 |
太陽: | ボス | 地形: | 平地、谷、山地、海洋、森林、都市 |
衛星: | 3 | 大気: | タイプI(通常の大気) |
コアからの距離: | 不明 | 湿度: | 標準 |
自転周期: | 27標準時間 | 海洋比率: | 不明 |
公転周期: | 351日 | 居住種族: | ボサン(原住)、人間、他多数 |
種別: | 地殻惑星 | 人口: | 2,500,000,000人 |
直径: | 9,000キロメートル | 主な輸出品: | 中級技術、ハイテク技術、情報 |
気候: | 不明 | 主な輸入品: | 中級技術、ハイテク技術、情報 |
解説
ボサンの故郷であるボサウイはハイテク工業の優位性によって急速な経済発展を遂げた惑星であり、数々の部族の長たちによって構成されるボサン評議会や、植民星での商業と行政を取り仕切る閣僚たちの本拠地でもあった。また、ボサウイは旧共和国の最古参のメンバーの1つであり、銀河内乱の最中には公式には帝国領だったが、ボサンによる経済利益の追求は実質的に放任されていた。
ボサウイには多くの企業が工場や流通拠点を構えており、ボサン政府の安定には帝国の力もわずかながらに役立っていた。この惑星には反乱軍への参加を匂わす兆しも全くなく、大きな軍事力を持つ必要性も皆無だったのだ。帝国政府はそれほど有能でないボサンの役人を支援し、最小人数のスタッフでこの共同体を運営していた。官僚たちが外出するようなことがあればいつでもストームトルーパーが軍事的威嚇を行い、ときには帝国のセクター艦隊からの艦船がこの星系を巡回パトロールすることもあった。しかし、これらがボサンの内政問題に干渉することはほとんどなかったのである。
帝国がボサウイの情勢に干渉することを避けているのには別の理由もあった。ボサンの多くの部族は非常に競争心が強く、何世紀にもわたって行われた政治闘争によって、彼らにはスパイ活動が善良な政治活動の延長に過ぎないという信念が根づいていたのだ。結果として、彼らは多くのスパイ活動を容認する傾向にあり、中立国としての名声を商業協定や外交交渉によってだけでなく、情報収集術によっても手にしていたのである。
諜報員と呼ばれる人々は事実上あらゆる政治団体や犯罪組織に存在しており、名前や素性を偽って敵対者から情報を集めては、騒々しい宇宙港で日用品や不法な品を流通させている。そして、必要であればライバルたちを抹殺さえしているのだ。なかでもボサンのスパイはボサウイの覆い隠された素性に身を隠す利便性を見出していた。多くの製造工場、物品交換所、貿易共同体、輸送会社、援助組織などが、彼らにとって無限に近い隠れ蓑となっていたのだ。彼らはボサウイにいさえすれば、隠れ家が発見されたり、陰謀が暴かれたりするような危険性がほとんどないことを知っていた。帝国軍が反乱軍の諜報員を追跡し、反乱軍のスパイが帝国軍の活動を分析しているときでも、ボサンはあらゆる出来事を監視しており、最も高い金額を提示した者にその情報を提供していたのである。
帝国軍はこの状況が有益であると考え、彼らの活発なスパイ活動を放置していた。しかし、帝国軍諜報部も反乱軍やボサン、その他様々な犯罪組織の追跡を継続しており、その活動を絶えず監視していた。ボサン・スパイネットは反乱軍に情報を提供することもあるが、同時に帝国軍にも情報提供を申し出ており、実際にこの陰謀の連鎖はボサウイの盛んな貿易や通信、輸送産業にうまく溶け込んでいた。武力による抗争があらゆる組織の利益を害する方向に働くという事実が知られてからは、ブラスターによる銃撃戦や大胆な軍事行動、妨害活動なども廃れていく一方となったのだ。
ボサウイは極めて快適な惑星である。主要宇宙港は首都から離れたところにあり、そのため上空では多くの船が都市部と港の間を盛んに往来していた。首都の広大な美しい並木街路とすべて天然石で造られたボサウイの高層ビル郡は、非常に素晴らしい景観を見せていた。ここには多くの企業が衛星都市オフィスを構えており、商業地区の歩行者道路は無数の商品を連ねた商店街で満ち溢れていた。ボサウイは住人たちも銀河系のほぼ全域から集まっており、人口、産業、商業の点で銀河系を代表する惑星となっていたため、不慣れな旅行者などはこの惑星をコア・ワールドの主要な惑星と勘違いしてしまうという。
主要都市周辺にある岩肌の丘陵地帯には商業地区と軽工業地区が隠されていた。この丘陵は人口も希薄だが、都市部では許されていない自由自治が行われていた土地でもある。都市の雑踏の外側では反乱軍が武装秘密基地を構えており、帝国軍も巧みに通信やセンサー・ステーションを監視していた。ボサンたちはここに12機のYウィングからなる小規模な宇宙戦闘機基地を設立しており、情報の飽くなき探求を続けていたのだ。