ポンダ・バーバ
(ポンダから転送)
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ポンダ・バーバは、アクアリッシュの海賊であり、ドクター・コーネリアス・エヴァザンの相棒でもある。彼は気性の荒い悪党という典型的なアクアリッシュだった。
経歴
アンドー星系出身のアクアリッシュ、ポンダ・バーバは、アクアリッシュ全体の10%ほどしか存在しないクアラ族の1人である。クアラ族は指の生えた毛むくじゃらの腕を持っているため、沼地や湿地でも生活することができた。
帝国軍によって引き起こされたアウター・リムの混乱の中、放浪生活を余儀なくされていたバーバは、ジャバ・ザ・ハットの下でスパイス密輸を行うなど、数々の悪事を働いていた。しかし、スパイス貯蔵庫の火災や、相棒だったグルーシャイトの武器商人ジョセル・メリットの死など、不運な出来事が相次ぎ、ごく平凡な密輸商人だったバーバは徐々につまづきを見せていくのだった。
ある日、コレリアン星系の小さな宇宙港トゥルーザンで軽貨物船の修理をしていたバーバは、悪名高きドクター・エヴァザンと、彼を追う賞金稼ぎジョドー・カストに遭遇した。カストはバーバの最後の相棒メリットを殺害した男であり、彼が復讐を誓った相手だった。カストはエヴァザンを追い詰めたが、貨物船の下に隠された砲座が自分を狙っていることになど気付くはずもなく、いとも簡単にバトル・アーマーを貫かれてしまう。メリットの仇をとったバーバはエヴァザンを親切に船に乗せたが、彼の本当の目的がエヴァザンに懸けられた1,000,000クレジットの賞金だったことは言うまでもない。しかし、副操縦士と通訳がどうしても欲しかったバーバは、医者と行動を共にする利点を考え、エヴァザンと新しいコンビを組むことにしたのだった。悪名高き密輸コンビとなった2人は、銀河系の暗黒街を次々と恐怖に陥れていくことになる。
急なアクシデントが2人を襲ったのは、モス・アイズリーを訪れていたときのことだった。隣に医者がいるため強気になっていたバーバは、ジェダイ・ナイト、オビ=ワン・ケノービの存在に気付かず、ルーク・スカイウォーカーに喧嘩を売ってしまう。結局、彼はオビ=ワンのライトセイバーの一振りで右腕を失うはめになったのだ。
その後タトゥイーンから逃げ出した彼らは、ジャバ・ザ・ハットの依頼を受け<ミレニアム・ファルコン>の捜索にも携わった。しかし、右腕を失ったアクアリッシュの噂が広まると、バーバはうかつな行動ができなくなり、エヴァザンにバイオ・アームの移植手術を要求した。だが、手術は失敗に終わり、彼はかつての相棒を追う立場になったのである。
その後、再びモス・アイズリーに戻ったバーバは、ドクター・コーネリアスと名を変えてサイボーグ化クリニックを開業していたエヴァザンを発見した。そして、バーバは最高級バイオ・アームの移植手術を行うことを条件にエヴァザンと和解し、彼のボディガードとしてコンビを復活させたのだった。その後、2人はアンドーへと戻ったが、不幸にしてバーバはエヴァザンの狂気に満ちた実験の犠牲となってしまう。エヴァザンは盗んだ帝国製の転送装置を改造し、バーバの精神を若いアクアリッシュの元老院議員の肉体に転移させようと試みたのだ。しかし、この実験は失敗に終わった。結果的に議員の精神がバーバの傷ついた肉体に転移し、バーバの精神はそのままどこかへ消えてしまったのだった。