ユン=ハーラ
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解説
ユン=ハーラは「隠匿の女神」、あるいは「トリックスター」とも呼ばれるユージャン・ヴォングの神々の1人である。この女神はユン=ヤムカと同時に祈りを捧げられており、戦いに赴く戦士たちに力だけでなく導きを与えている。
ユン=ハーラは信仰者に決してその姿を見せず、ユージャン・ヴォングの書物や絵画にも決して具体的な姿が描かれることはない。そのため、ユン=ハーラの肉体は借り物の部位でできており、それらがさらに借り物の皮膚で覆われていると信じられている。なかにはユン=ハーラの目をヴィリップであると信じているユージャン・ヴォングもいるが、他の者たちはユン=ハーラの目こそはユン=ユージャンの目であり、創造主がより高い地位に到達した際に破棄されたものであると信じている。
また、ユン=ハーラの衣装は、彼女がそれを纏っているときに出会った者すべてを混乱させ、欺くように作られている。そのため、隠匿の女神を崇拝する者と実際に接触するのは彼女の精神だけなのだ。
コルサントの戦いの直後、ジェイナ・ソロはノム・アノアのフリゲート艦<クスター>を盗み出し、ユージャン・ヴォングの司祭ハラーを挑発するため、この船を<トリックスター>と改名した。さらに、ジェイナがユージャン・ヴォングのセンサーに他の船を<トリックスター>だと思わせる方法を編み出したことで、このあだ名はハラーへの挑発以上の意味を持つようになる。この一連の出来事によって、ハラーに仕える下位のユージャン・ヴォングたちの間に、ジェイナこそが実体を備えたユン=ハーラではないかという信念が広まり始めた。この信念はユン=ハーラとユン=ヤムカの関係が、ジェイナとその双子の弟ジェイセンとの関係に酷似していることに基づいている。この戦争の終わりにはシェイムド・ワンのオニミもジェイナこそがユン=ハーラであると信じるようになったが、事実、彼はフォースを通じてジェイナを見ることができる唯一のユージャン・ヴォングだったのだ。