大神殿
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一般にマサッシ神殿と呼ばれる大神殿は、マサッシたちがヤヴィン4でシス卿ネイガー・サードーを崇拝するために建立した神殿である。サードーはシスの魔術によってマサッシを奴隷化し、彼らを突然変異させたのだった。後にこの神殿は反乱同盟軍の基地やジェダイ・プラキシウムとして利用されたが、最終的にはユージャン・ヴォングによってヤヴィン4が征服された際に破壊されている。
歴史
古代シスは消滅する前に、自分たちが存在していた痕跡をほとんど残さなかった。しかし、ヤヴィン4の遺跡は最も印象的なものの1つである。ハイパースペース大戦を逃れたシス卿ネイガー・サードーは、突然変異によって作り上げたマサッシと呼ばれるシス戦士たちと共に、ヤヴィン4のジャングルに身を隠した。彼はこの地でシスの錬金術的実験を行い、マサッシたちはさらなる変化を遂げる。彼らはフォースのダークサイドを使う獰猛な未開人となったのだ。およそ1,000年後、エグザ・キューンと名乗る若いシス卿はマサッシを奴隷化し、シスの力の焦点となる巨大なマサッシ神殿を造らせたのだった。
なかでも最大のものは後に大神殿として知られるようになる。キューンはフォースのダークサイドを使い、自らの精神を神殿の1つに封印した。そのために彼はマサッシの全生命エネルギーを必要とし、彼らを生贄として滅ぼしたのである。その後数千年の間、この森林衛星に関心を示す者は誰もいなかった。
マサッシの絶滅からおよそ4,000年後、反乱同盟軍がヤヴィン4を偵察し、サラスタンの自然生物学者ドゥルーン・ウーンによってマサッシの遺跡にある多くの神殿に名前が付けられた。このなかにはブルーリーフ星団の神殿、ウーラマンダーの宮殿、そして反乱軍が基地として利用することになる大神殿などがある。大神殿はおおよそピラミッドのような形をした巨大な建造物であり、周囲をさらに小さな建物によって囲まれている。
やがて、ダントゥイーンの秘密基地を放棄した反乱軍は、ヤヴィン4を正式な秘密基地として利用するようになり、ドドンナ将軍とウィラード中佐の指揮のもと、マサッシの大神殿に大規模な改築を行った。神殿の1階はXウィングやYウィング用の巨大格納庫に転用され、じめじめした内部には制御ステーションと兵員宿舎が設置された。また、デス・スターの破壊を祝う式典が行われたのは最上階にある玉座の間だった。
帝国が滅び新共和国の時代となると、ジェダイ・オーダーの復興を目論むルーク・スカイウォーカーはこの衛星にジェダイ・アカデミーを設立する。大神殿は若いジェダイ候補生たちの訓練施設に生まれ変わったのだった。しかし、エグザ・キューンの復活や帝国の残党による反撃、シャドウ・アカデミーの陰謀など、ヤヴィン4を見舞う悲劇は後を絶たなかった。そしてついに、ユージャン・ヴォングによる侵略によって、マサッシ神殿は完全に破壊されてしまったのである。