ナイトシスター
（闇の魔女から転送）
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ナイトシスター（闇の魔女）は、フォースのダークサイドを使う（通常は他の氏族から追放された）ダソミアの魔女の一団である。彼らはダークサイドを使うが、その力と能力はシス卿と大きく異なり、ジェダイの学者たちの間でもその正体については多くの混乱が見られていた。
敗北時における彼らの首領はゲッゼリオンである。彼女は他のダソミアの魔女の氏族に終わりなき恐怖を与えていたのだった。
目次 |
歴史
創設
ダソミアの魔女にはダークサイダーの追放という長い伝統があり、この太古の掟を破った者たちは戦士の氏族から離れ、孤独と思案の中で生きることを強いられていた。だが銀河共和国の晩年、追放者ゲッゼリオンが新しい氏族を形成するためにこうした追放者たちを招集し、ナイトシスターを創設した。やがて時が経過すると、この一団も伝統的な氏族とほぼ同様の集団となり、勢力を拡大していったのである。彼らはダークサイドの力を留めるために自分たちの子供を育てたが、その間、フォースについて熟慮することはなかった。他の氏族がナイトシスターとの強い対立に躊躇している間に、彼らはその数を急速に増やし、ヤヴィンの戦いの8年後にはおよそ100人にもおよぶ勢力に達していたのである。
クローン大戦
クローン大戦中、ナイトシスターの一団がシス卿ドゥークー伯爵と接触した。このダークサイドの集団はサイ・サークーとヤンス・グルジャックの支配下にあった。ドゥークーは彼らを独立星系連合に招き入れ、スパイ活動への助力を依頼したのである。だが、彼らの真の目的は彼ら自身のためにあった。ナイトシスターは分離主義勢力の究極兵器＜デヴァステーション＞に使用されるライトセイバー・クリスタルの密輸および利用計画に加担するが、ジェダイ評議会もこの新しい脅威に気付いていた。やがて、彼らはドゥークーと彼の謎のマスターを裏切り、ダソミアの破壊を一部阻止したのである。
またこの時期には、マザー・タルジン率いるもう1つのナイトシスターの集団も存在した。彼らはアサージ・ヴェントレスを迎え入れ、彼女を裏切ったドゥークー伯爵に対する復讐計画に手を貸したのだった。ヴェントレスは他の2人のナイトシスターを伴い、ドゥークーを殺害するためセレノーへ向かう。そしてこの計画が失敗に終わると、マザー・タルジンは次の計画として、ドゥークーにヴェントレスの死の命令に従う新しい弟子を与えることを思いついた。タルジンの集団はザブラクのナイトブラザーの氏族と密接な関係を持つことで知られており、彼女はその一員であるサヴァージ・オプレスを伯爵に紹介したのである。そのころ、ドゥークーとタルジンは分離主義勢力の戦争の中でナイトシスターの力をジェダイに対抗させることについても協議していたのだった。
ナイトシスターの崩壊
ヤヴィン4での敗北後、銀河帝国はダソミアに流刑植民地を築いた。ゲッゼリオンは惑星からの脱出手段を求めており、脱走者や裏切り者を追跡することで帝国に協力していたのだった。だが、ゲッゼリオンの持つ強大な闇の力の真価を知ったパルパティーン皇帝は、彼女の存在を深刻な脅威として恐れるようになる。彼はダソミアに停泊していたすべての宇宙船を破壊させ、彼女を地上に留めるため、惑星を隔絶させるための艦隊を派遣したのだった。その後、ナイトシスターたちは帝国の刑務所を乗っ取り、取り残された駐留帝国軍兵士たちをすべて奴隷とした。そして彼らは脱出用の船の修理を試みるが、すべて失敗に終わったのである。
だが、シルリのように脱出を果たしたナイトシスターも一部存在している。彼らはザーン連合のタイバー・ザーンと同盟を結び、巨大なランコアに跨って彼らの側で戦ったのだった。また、シャラルも脱出に成功し、エンドアまでたどりついている。
ヤヴィンの戦いの8年後、反乱同盟軍の英雄たちがダソミアで立ち往生したとき、ゲッゼリオンはズンジ大将軍と取引を行い、ハン・ソロを引き渡す代わりにナイトシスターが惑星から脱出するための船を提供するよう要求した。しかし、ズンジは彼らを裏切り、2隻のインペリアル級スター・デストロイヤーで脱出用シャトルを砲撃し、彼ら全員を殺害したのである。
復活
ヤヴィンの戦いのおよそ23年後、大渓谷のタミス・カイによって新しいナイトシスターの氏族が作られた。この氏族は伝統的なダソミリ社会の慣習に反して男性を受け入れ、彼らを奴隷ではなく対等な存在として扱っていた。氏族のもっとも優秀なメンバーたちはより多くの訓練を求めてシャドウ・アカデミーへ派遣され、他のメンバーは大渓谷に残っていた。従来のナイトシスターとは異なり、この新氏族は帝国のダーク・ジェダイの教義から強い影響を受けており、1つの概念としてフォースのダークサイドを引き出していたのである。シャドウ・アカデミーの陥落後、そこに残されていた魔女たちがどうなったのかは分かっていない。だが少なくともその中の1人、ロミ・プローは第二帝政の崩壊後に惑星を離れている。
ナイトシスターの特徴
最初のナイトシスターの氏族は、フォースのダークサイドの恒常的な使用によって蝕まれ、自分たちの体、特に目の周りで破裂した血管を誇示することが多かった。ヨーダをはじめとする多くの高位ジェダイ・マスターたちも、彼らはその姿を極めて特異なものに見せられるよう、天候を操る能力を持っているのだと信じていた。しかし理由は定かでないが、おそらくは帝国のダーク・ジェダイの教えにより、この特徴は後の後継者たちには受け継がれていない。また、ナイトシスターには制服に相当するものが存在せず、それぞれが個人に適した衣装を身に着けていたが、多くは黒いローブやマントを着こみ、部族の宝石や装飾品を身に着けていた。そして通常、彼らの多くは青白い肌をしており、顔にペイントを施していた。ナイトシスターはフォースで剣やその他の単純な武器に力を与え、ライトセイバーをもってしても破壊できないようにする能力を持つことで知られていた。また、彼らはフォースを使ってランコアを統率することができた。
既知のナイトシスター
- アイスリーナ・フェロルダン
- アクスクヴァ・ミン
- アサージ・ヴェントレス
- アブロウ・ハーゾー
- ヴァー
- オチェロン
- カリス
- キリサ
- グラサシャル
- グラニア
- ゲッゼリオン （首領）
- サイ・サークー
- ザレム
- シャベル
- シャラル
- シルリ
- ダーカ
- タリア
- タルジン
- ディアックス
- ドレスディマ
- ナレス
- ハシナ
- ハリアヴァ・ヴァース
- バリサ
- バルッカ
- ファス・レイ
- ミゲラ
- メイ・ライ
- メリリ
- モラサックス
- ヤンス・グルジャック
- リーンドラ
- ロス・ライ
- ロブゼリ
