<インヴィンシブル>
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<インヴィンシブル>は、連合宇宙軍の大型艦船である。この船は連合軍のトレンチ提督の旗艦だった。
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特徴
<インヴィンシブル>はプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーの大型の亜種である。この船はミューニフィセント級フリゲートやグリーヴァスのレキュザント級デストロイヤーによく似た艦橋区画を持っていた。
この船は無数の搭載兵器による巨大な火力を有していた。その中には追跡魚雷発射管や通常のターボレーザー砲塔(クワッド・ターボレーザー砲塔を含む)などがあり、<インヴィンシブル>は恐ろしいほど広範囲な攻撃を放つことができた。
また、この船は強力な防御力を持つ偏向シールドと熱シールドを装備しており、敵の魚雷を完全に無効化することができた。しかし、これらのシールドは追跡魚雷発射管との相性が悪く、磁気信号を追う追跡魚雷を発射する際にはシールドを落とす必要があった。
分離主義勢力の艦隊の多くの艦と同様に、<インヴィンシブル>も青色と白色に塗装されていたが、この船の塗装はハーチの司令官を反映した特別なものになっていた。船の前方部に目に似せた6個の青と白のマークが半円形に並べられていたが、それらがハーチの6個の目を模した形になっており、4つの小さな目の横に大きな2つの目が置かれていたのだ。さらに船の側面にはトレンチ提督の紋章が描かれていた。
歴史
クローン大戦中に独立星系連合で使用されていた<インヴィンシブル>は、トレンチ提督の旗艦である。ヤヴィンの戦いの21年前、この船は資源の豊富な惑星クリストフシスの封鎖を第一の使命とした機動部隊を率いており、一方で惑星の地表はウォーム・ロースサム将軍率いるドロイド軍によって占領されていた。また、この機動部隊はハイエナ級ボマーによる対空支援も行っていた。
ジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカー率いる共和国の機動部隊が包囲された惑星に補給物資を届けようとしていたとき、トレンチの船は包囲網の防衛線を指揮していた。トレンチは共和国艦隊にダメージを与え、それが護衛する補給船の1隻を撃墜したのである。数で圧倒的に勝る分離主義勢力の包囲網は、ジェダイ最高将軍オビ=ワン・ケノービのヴェネター級スター・デストロイヤーが到着したにも関わらず、共和国艦隊を圧倒していた。しかしその直後、連合軍の旗艦はケノービが運んできた共和国の新型船との一対一の戦闘に持ち込まれてしまう。それはクローキング装置を搭載したステルス・シップの小型プロトタイプだった。スカイウォーカーの操縦するステルス・シップは魚雷の一斉射撃で艦橋を狙い、トレンチを滅ぼそうとするが、ハーチの提督は直ちに熱シールドの起動を命じ、攻撃をかわしたのだった。
トレンチは熱を探知する追跡魚雷を使って反撃を命じるが、ステルス・シップは囮として照明弾を放ち、被弾を免れる。トレンチは続けて大量のターボレーザー砲火を浴びせるが、それも当たらなかった。そしてステルス・シップが2回目の魚雷攻撃に失敗すると、トレンチは敵を罠にはめられると確信したのである。ステルス・シップは攻撃の際にクローキング装置を解除する必要があり、このときだけは<インヴィンシブル>のセンサー(と、磁気追跡魚雷のセンサー)もステルス・シップの磁気信号を捕らえることができるのだ。トレンチはステルス・シップに死を宣告するが、<インヴィシブル>もまた魚雷を発射する際にはシールドを落とす必要があった。これはまさにスカイウォーカーが計画していた罠だったのである。
ジェダイのパイロットは魚雷に追跡されたまま反転し、<インヴィンシブル>のシールドが再充電される前に敵の艦橋を目指した。その結果、魚雷は旗艦の艦橋を直撃し、大破させたのである。この爆発によって艦橋は完全に破壊され、船の背面が引き裂かれた。トレンチは戦死し、<インヴィンシブル>は航行不能となったのだ。旗艦が失われたことで分離主義勢力の封鎖は混乱状態に陥り、ケノービが残存勢力を一掃する間にスカイウォーカーは当初の救援任務を遂行することができたのである。