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脱出ポッド

修理ポッドから転送)

EscapePod.jpg
escape pod
別名または別表記
別名
  • emergency lifepod
  • repair pod
  • lifeboat
製造に関する情報
製造元

コレリアン・エンジニアリング社

型式

脱出ポッド

技術設計に関する情報
全長

3.5 m

装甲

40 RU

武装

なし

乗客定員

1~8名

航続期間

2週間

使用に関する情報
年代
[非表示]

脱出ポッド、あるいは非常用ライフポッド修理ポッドライフポッドは、非常時に使用される小型脱出艇である。通常、これらはすべての深宇宙用宇宙船に標準装備されている。

目次

特徴

脱出ポッドは大惨事からの脱出手段として、大型宇宙船惑星上にある発着場から射出されるように設計された非常用小型艇である。したがって、これらのポッドは使いやすさを最大限に考慮した単純な設計がなされていることが多い。通常、射出サイクルを開始するには制御スタッドを押すだけでよく、単純な薬品や爆発物によって留め金が連鎖爆発を起こし、ポッドを宇宙空間に放出することになる。そのため、脱出ポッドは母船が完全に動力を失った場合でも射出させることが可能である。

銀河法によると、すべての艦船は全乗員と乗客を安全に脱出させられるだけのポッドを備えていなければならないと定められている。一般的なポッドは6人から8人乗りであり、それ以上の大型のものはライフボートとして分類される。そしていずれも、脱出ポッドは最長でも数時間までの使用を想定して作られているため、内部は簡素に作られており、標準的なポッドには簡易的な操縦ステーションと重力椅子しか用意されていない。ポッドは母船から安全な距離(通常はおよそ5,000メートル)をとり、その後5秒間隔で遭難ビーコンを発信する。また、航行中に発見された脱出ポッドを調査しないスペーサーは重罪とされている。

ポッドは惑星の付近を通過すると化学式姿勢制御装置によってその惑星へと接近するように作られている。そして、搭載された特別なセンサー・システムが素早く惑星の大気、放射線、重力などの調査を行い、生命を維持できる環境であることが確認された場合、着陸のための安全な環境のエリアを探すことになる。

ポッドは大気圏内での推進に惑星への突入弾道学を利用しており、化学ロケットは着陸のときに一回だけしか使われないため、エネルギー要求量が極めて少なくなっている。これらのロケットは主として降下速度の減速と、ポッドを最適な着陸地点へ導くために使用されるのだ。なかには、降下速度を緩和するためにパラシュートやリパルサーリフト・ユニット、その他の浮遊装置などを備えているポッドもある。また、複数のポッドを備えた船はポッドロック・ナビゲーションを装備しており、メイン・ポッドの着陸座標に他のポッドが追従する仕組みになっている。

外交船<フェニックス>の脱出ポッドにはハイパードライブが装備されていた

宇宙船に搭載された脱出ポッドには限られた量の食料や備品が備えられており、それらは一般に6人の乗員が1週間で消費する量が目安となっている。その内訳は、74リットルの飲料水、狩猟用ブラスター、12ダースのグロウ・ロッド、緊急シグナル・ビーコン、医療品パック、6個の呼吸マスク、6着の全環境型サバイバル・スーツ、携帯用シェルターであり、緊急時にはポッドそのものも一時的なシェルターとして利用することができる。また、貨物船などで見られる標準的な8人用ポッドには2週間分の水と酸素が用意されている。これらは最も近い居住可能惑星までしか到達できないということを意味しているが、快適な惑星が存在しない領域で射出された場合でも、救助隊が現れるまである程度は宇宙空間をさまようことができるようになっている。

標準型ポッドの価格はおよそ1,200クレジットほどであり、貨物船の積載重量を5トンほど消費するが、それには代えられない利点を与えてくれる。ただし、いかなるポッドも直接的な攻撃に対しては完全に無力である。

一部の惑星では、地上の危機から大気圏上層部へと逃れるための脱出ポッド網が整備されており、十分な高度に達したときにこれらのポッドから遭難ビーコンが発信されるようになっている。なかには星間航行に使われるポッドもあるが、それらは極めて稀な存在である。

通常、ポッドの使用は有機生命体に限定されており、ドロイドが乗り込むことは禁止されている。そのため、これらのポッドはライフポッドと呼ばれることも多い。

歴史

カル・カターンが使用した脱出ポッド

<タンティヴィIV>は6人乗りの脱出ポッドを8機搭載しており、そのすべてが単純な構造をしていた。この船では分離用起爆装置が暴発するとこれらの脱出ポッドが射出され、それと同時にポッドの遭難ビーコンが自動的に起動される仕組みになっていた。だが、アストロメク・ドロイドR2-D2帝国軍の追跡を避けるため、タトゥイーンに漂着する直前に脱出ポッドの遭難ビーコンを切ったのだった。

クローン大戦末期にはグリーヴァス将軍<インヴィジブル・ハンド>から逃走する際に脱出ポッドを使用している。また、ヨーダも脱出ポッドで隠遁先であるダゴバへと降り立った。

有名な機種

登場エピソード

外部リンク

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