低飛行強襲型貨物輸送艇
(LAAT/cから転送)
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低飛行強襲型貨物輸送艇(LAAT/c)は、クローン大戦中に共和国グランド・アーミーで使用されていたLAATガンシップの一種である。これらの大気圏内専用輸送艇はAT-TEキャリアー、リパブリック・ドロップシップなどとも呼ばれていた。
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特徴
ロザナ・ヘヴィ・エンジニアリング社のLAAT/cは、主として強襲型ウォーカーや他の重い貨物を戦場へ空輸することを目的として開発されたものである。LAAT/iとよく似たデザインのキャリアー・ガンシップは、兵員輸送艇から兵員搭乗スペースを取り除いた構造をしており、主船体の下部に重量物運搬用リフトが取り付けられていた。
広い両翼は重い貨物を運ぶ際にリパルサーリフトの浮揚力を最大限に分散させることができた。一方で、LAAT/cには3基の対人用レーザー・タレットを除き、LAAT/iに搭載された武器がほとんど存在していない。その代わりにLAAT/cには強力な磁石が装備されており、AT-TEなどをしっかりと固定することができた。
バリエーション
LAAT/cの改良型には40人以上の兵士を載せることができる兵員デッキを持った機体もあった。
歴史
ジオノーシスの戦いで、LAAT/cは前線にウォーカーの輸送を行っていた。この戦いではおよそ400機のLAAT/cガンシップが展開されている。
テスの戦いでは、第501大隊がLAAT/cを使い、ボマーの修道院の基部を登るためにAT-TEを展開させている。このときのガンシップには機体前面にワンパの顔が描かれていた。
クローン大戦全体を通じて、このガンシップはセイバー級ファイター・タンク、共和国兵員輸送艇、AT-XT、AT-TE、AT-OTなどの輸送の際に使用されていた。また、銀河帝国の時代にはPX-4移動式司令基地の空輸にもLAAT/cが使用されていた。