アクアリッシュ
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アクアリッシュは大きな髪のない頭、大きな目、内側へ曲がった牙を持つ、がっちりとしたヒューマノイドである。彼らには手の形状で容易に区別できる3つの異なった亜種が存在する。大多数のアクアリッシュは器状のヒレのような手をしており、内側に収まる小さな親指以外には指が1本もない。他の2種族は5本または3本の指からなる毛に覆われた手を持っており、指の先端には爪も生えている。
種族としてのアクアリッシュは汚らわしさと戦闘的かつ暴力的な気質を持っており、特に復讐に対する執念は一段と強い。
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生態と外見
彼らの故郷アンドーは、海洋に湿地帯の島が点在した巨大な青い地殻惑星であり、その随所にある極わずかな硬い陸地には岩肌が露出している。この惑星におけるアクアリッシュの文化は、3つの異なる種族、すなわちアクアラ、クアラ、ウアラク(彼らは突然変異によって生じた亜種である)間の身体的特徴の違いによって決定づけられている。
アクアラ、すなわちヒレを持つアクアリッシュたちは、水生哺乳類から陸上哺乳類への進化の過程が部分的にしか終わっていない。したがって、アクアラたちは水の外での生活に完全に適応してはいるが、海に潜ったり、島やイカダ都市、巨大な帆船で生活することを好んでいる。彼らは投網漁によって豊富な海洋生物を収穫し、食料としている。
クアラ、すなわち5本の指を持つアクアリッシュと、3本の指と4個の目を持つウアラクは、完全に海から離れ、沼地やより大きな島の荒地で生活している。彼らはあわせてもこの惑星の住民の一割ほどしか存在してない。
歴史
かつて海産物の乱獲によって収穫量が少なくなったとき、アクアラたちはその責任をクアラとウアラクたちに求めてを告訴した。やがて、この抗争は何世代にもおよぶ内戦へと発展することになる。多くのアクアリッシュが概して好戦的なのは、こうした歴史によってもたらされた結果なのだ。もし、何者かがこの2種族に平和的解決を与えなかったならば、おそらくこの惑星の原住民たちは自らの手で絶滅の道をたどっていたことだろう。
しかしちょうどそのとき、他の惑星からやって来た1隻の宇宙船がこの内戦を終わらせ、アクアリッシュたちが自分たちの存在意義と解釈できる目的を差し出すことになった。その宇宙船の正体については謎が多く、コレリアンのものだと信じる者もいれば、デュロスの初期探索船だと主張する者もいる。彼らはこの「侵略」の理由になど興味を持たず、お互いの意見の違いを忘れ、憎悪と怒りを空から来た強力な訪問者に向けたのである。アクアリッシュたちは彼らの惑星への初めての訪問者を攻撃し、殺害したが、その宇宙船だけは極力無傷のまま慎重に残しておいた。その後の数十年間、彼らはその宇宙船を飛ばす方法を学び続けた。そして、ついに彼らはこの宇宙船を青写真とし、大規模な海底鉱山から発掘された資源を元に自分たち自身の宇宙船を完成させたのである。そして、アクアリッシュたちは憎悪を宇宙へと向けることになった。アンドーの姉妹惑星の荒廃した地表は、そこが彼らが最初に戦いを持ち込んだ場所であることを物語っている。まさに銀河系は彼らが自分たちの技術を必要以上に発展させなかったという事実に救われたのである。彼らは自分たちより進んだ装備を持つ種族と出会うたびに、その技術を適応させていたが、その過程には時間が掛かるため、残されるものはつぎはぎだらけの技術でしかなかったのだ。
そして、一大拡張期と呼ばれる時代、ついにアクアリッシュは銀河共和国と対峙した。共和国は新たに発見したすべてのエイリアン種族に共同体への加盟を要請していたが、アクアリッシュにその気はまったくなかった。彼らは最初に訪れた共和国艦艇を不道徳にも警告無しで攻撃したのである。しかし、共和国艦艇はアクアリッシュの旧式なつぎはぎ船より頑丈で火力もあり、攻撃艇とその乗員をことごとく破壊した。これは小さな戦争にまで発展したが、アクアリッシュたちが和平を求めたところで戦いは終わったのだった。
アンドーは共和国に対して無条件降伏し、共和国はアクアリッシュのハイパースペース航行艦船に攻撃用兵器を取り付けないこと、アクアリッシュ政府に銀河元老院が任命した指導者と相談役を加えること、惑星とその住人が拡張銀河系社会の一員として共和国のために働く市民となることを要求した。アクアリッシュは驚きもせずにすべての要求を受け入れ、この取り決めの下で繁栄を続けた。彼らは新しい技能や技術のみならず、攻撃的な気質を集中させるより効果的な方法を学んだのだ。一方で、自分たちの生活に対する見方を変えることができなかった者たちは、新たな目的を求めて故郷を去っていったのである。
アクアリッシュは内戦を引き起こした科学的不均衡を是正するために共和国によって与えられた知識を活用し、貴重な海産資源の活用を再開した。やがて彼らは大量の海産食料品を外界の惑星に輸出輸出するようになっている。
その後、アンドーは帝国の監視下に置かれていたが、もし彼らが再び攻撃的な種族に戻るようなことがあれば、帝国軍は速やかに惑星の平和回復に乗り出すか、あるいは、その攻撃的気質をより建設的な方向へと向けたことだろう。
銀河系におけるアクアリッシュ
アクアリッシュは銀河系では珍しい種族だが、傭兵や賞金稼ぎ、ボディガードとして働いている姿を容易に見ることができる。さらに、彼らの中でもより知的な者たちは、暴力的な性格をコントロールすることによって戦闘的本能を忠実な決意に向け、それほどの才能はないまでも、十分な事務員や執政官としてなど様々な分野で活躍している。極めて少数のアクアリッシュには、その攻撃的な本性を覆し、実際に極めて有能な海洋生物学者や海洋科学者になっている者もいる。
登場エピソード
- エピソード1/見えざる脅威
- エピソード2/クローンの攻撃
- エピソード3/シスの復讐
- エピソード4/新たなる希望
- クローン大戦(TVシリーズ)
- クローン・ウォーズ(映画)
- クローン・ウォーズ(TVシリーズ)
- スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル