アング
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アング議員は、クローン大戦中に銀河共和国の元老院に在籍していたルーナンの議員である。非常に気難しい性格で知られるアングは元老院軍事監視委員会の重鎮であり、彼の支持を得ることは、共和国グランド・アーミーの軍事予算削減を目指すパドメ・アミダラ議員にとって非常に重要なことだった。だが、最終的にアミダラの努力は失敗に終わり、元老院は500万体のクローン・トルーパーを追加生産するための、軍事予算増強を決定したのである。
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経歴
アングは銀河共和国時代の末期に活躍したルーナンである。政治家として、彼は銀河首都コルサントを本拠地とする共和国元老院の元老院議員となった。やがて彼は共和国軍を統括する部門である元老院軍事監視委員会の議席を獲得することになる。そしてクローン大戦の時代までに、アングはこの委員会における決定的な議決権を手に入れたのだった。
ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、開戦から2年目に突入したとき、パドメ・アミダラ議員は分離主義を唱える独立星系連合との戦いの中で、共和国の軍事費を削減するよう訴えはじめた。そのため、彼女は自分への賛成票を投じるようアングを説得したのである。このルーナンとの交渉の一環として、アミダラはコルサントのアパートで、シーズンで最も重要なパーティと称された豪勢な晩餐会を主催した。アングはこのイベントに、ジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカー、そしてジャッカー=サン、キン・ロブ、ベイル・プレスター・オーガナ、モン・モスマ、ダンタム・ルードら仲間の議員たちと共に出席することになる。この晩餐会で、アミダラは新鮮なジョーガン・フルーツがコルサントでは入手困難だったにも関わらず、アングの大好物のデザート、ジョーガン・フルーツ・ケーキを振舞ったのだった。その後、アングは協定への調印と彼女の運動への支持に同意し、この決定を称える乾杯の音頭をとったのである。
その後、ギューム・サム議員が、インターギャラクティック銀行グループによる戦争努力への投資を可能にするための金融規制緩和法案を提出したとき、アングは元老院に出席していた。だが、アミダラによる分離主義元老院との和平交渉実現への努力に反し、分離主義勢力によるコルサント・パワー・ジェネレーターへの攻撃を受けた元老院は、最終的にサムの法案に賛成することになる。アングの支持を得たアミダラ主導による軍事費削減法案も、ほどなくして同様の結末を見た。元老院はこの法案を拒否し、その代わりに共和国グランド・アーミーのために500万体のクローン・トルーパーを増産するための予算を確保したのだった。
人物と特徴
ルーナンのアングは青い目に灰色の肌をしていた。種族の多くのメンバーと同様に、彼は非常に気難しい性格をしており、他人の些細な過ちを自分に対する大きな侮辱として捉えることがあった。クローン大戦中に共和国で影響力を保持していたアング議員は、元老院軍事監視員会で決定的な一票を持つようになった。コルサントでは新鮮なジョーガン・フルーツを入手することは難しかったが、ジョーガン・フルーツ・ケーキは彼の大好物のデザートであり、彼の名誉を称える晩餐会の折、パドメ・アミダラはこのデザートを振舞うことで、軍事費削減法案に対するアングの支持を得ることができたのだった。
アングの好きな色は赤であり、彼は赤色のシャツと黒色のブーツ姿で銀河元老院の公式行事に出席することが多かった。その気難しさから、アミダラは彼を喜ばせるため準備に非常に長い時間を費やし、パーティの場では彼を満足させるため、アングが好きな赤色のドレスを選んだほどである。