デモリッション・ドロイド
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デモリッション・ドロイドは、クローン大戦中に独立星系連合が使用した変形型バトル・ドロイドである。
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特徴
グリーヴァス将軍のデモリッション・ドロイドは状況に応じて3つの機械的形態に変形することができた。最初に、これらのドロイドは人目を引かずに標的となる施設に潜入するため、無害な清掃/メンテナンス・ドロイドに偽装して移動を行う。そして施設の外側の防衛網を突破すると、これらはブラスター耐性を持つ巨大なバトル・ドロイドの形態に変形し、強力なレーザー・キャノンで標的を守る者たちを抹殺した後、爆破ポイントを制圧する。そして最後に2体のドロイドが1つに合体し、大きな破壊力を持つ爆弾となって目的を達成するのだ。
デモリッション・ドロイドには2種類のモデルが存在し、緑色の個体は光受像器が縦に並んでいたが、オレンジ色の個体では横に並んでいた。この違いはバトル・ドロイド形態のときにのみ確認することができた。また、このドロイドの光受像器はホロプロジェクターの機能を兼ね備えていた。
歴史
ヤヴィンの戦いの21年前、ドゥークー伯爵はデモリッション・ドロイドを使ってコルサント・パワー・ジェネレーターを破壊するようグリーヴァス将軍に命令した。ドゥークーは、クローン大戦に交渉による解決をもたらそうとする銀河元老院と分離主義元老院双方の平和を臨む議員たちの努力を挫折させ、同時にインターギャラクティック銀行グループへの規制緩和を実現させることで戦争商人たちの利益を確保しようと考えていたのである。グリーヴァスはドーム部分にコルサント公衆衛生局を表す「CSD」の文字が刻まれた数体のデモリッション・ドロイドをコルサントに送り込んだ。その後、元老院で銀行グループの戦争投資に対する規制緩和法案について議論が開始されると、地下深くのパワー・ジェネレーター・ハブに潜入したドロイドたちが攻撃を開始し、技術者たちを皆殺しにした。そして投票によって規制の継続が決定されようとしたそのとき、デモリッション・ドロイドによってジェネレーターが破壊され、元老院地区一帯が停電となり、各地で爆発事故が多発したのである。この結果、分離主義勢力の脅威に怯えた多くの議員たちが態度を翻し、銀行グループへの規制緩和法案が可決されたのだった。