リオニー
| ||||||||||||||||||||||||
|
リオニーは、クローン大戦中にオート・グンガのボスの座に就任していたオートラ・グンガンである。彼は戦争中に退位したボス・ルーゴア・ナスの後継者だった。
目次 |
経歴
初期の人生
ヤヴィンの戦いの32年前、リオニーはボス・ルーゴア・ナスが議長を務めるグンガン最高評議会のレプの1人だった。彼はジェダイ・マスター・クワイ=ガン・ジンとそのパダワン、オビ=ワン・ケノービが、ナブーの危機を訴えるため追放者であるジャー・ジャー・ビンクスを連れてオート・グンガを訪れたとき、ナスと共に彼らを査問したのだった。
グンガン軍の派遣
惑星ダクの危機の間、ジェダイ・マスター・ヨーダはボス・リオニーと交信し、進行中のダクの戦いにグンガンの偉大なる軍隊を援軍として派遣するよう要請した。リオニーは最初に躊躇ったが、ジャー・ジャー・ビンクス代議員が彼にパドメ・アミダラ議員の救出を説得する。彼女は多数の銀河共和国兵士たちと共にダクで独立星系連合の罠に落ちており、彼らの救助は極めて重要かつ緊迫した課題だったのだ。リオニーは承諾し、ジャー・ジャー・ビンクスを指揮官としてグンガン軍をダクへ派遣したのだった。
ナブーへの反抗
モン・カラマリの戦いの後、リオニーの補佐の1人、リッシュ・ルーが彼に良き指導者の証としてネックレスを進呈した。だが、リオニーの知らないところで、ルーはグンガンとナブーとの間に亀裂を生じさせようと画策する分離主義勢力のリーダー、ドゥークー伯爵と通じていたのである。このネックレスは一種の催眠装置であり、その結果、術中に落ちたリオニーはルーの傀儡と化していたのだ。そして、リオニーはナブーの傲慢さに怒りをあらわにしはじめ、彼らとの戦争を宣言する。この行動は、ジャー・ジャーやルース・ターパルス将軍をはじめとする多くの人々に不安を抱かせることとなり、ナブーもパドメ・アミダラ議員と彼女のボディガード、アナキン・スカイウォーカーを調査のために呼び寄せたのだった。彼らはナブーで開かれたリオニーの会議に出席し、そこでボスが催眠術によって惑わされ、意思とは無関係な内容を話していることに気付いた。このときスカイウォーカーはリオニーの付けている不審なネックレスに目を付け、それを破壊する。するとルーの呪縛が破れ、リオニーは催眠状態から解放された。そしてスカイウォーカーがネックレスについて尋ねると、リオニーはルーから貰ったと答える。ボスはジェダイと議員を連れ、ルーの部屋へと向かった。リオニーは1人で彼に会う決心をし、スカイウォーカーとアミダラを外で待機させる。彼はルーの部屋に入り、自分を傀儡として操ったことについて裏切り者のグンガンを告発した。当初、ルーはそれを否定しようとしたが、リオニーの不信感に気付いたルーは、再びネックレスで彼を洗脳しようとする。だが、異変を察知したスカイウォーカーがアミダラと共に部屋に押し入り、ルーと対峙したのだった。ルーは天井で待機していたドロイド・コマンドーを呼び出し、ジェダイと議員を撃つよう命じる。この混乱に乗じてルーは逃走を図るが、リオニーが彼を掴み、取っ組み合いとなった。すると、ルーはナイフを取り出してリオニーに突き刺し、ボスに重傷を負わせてしまう。やがてドロイドはすべて破壊されたが、ルーはうまくその場から逃亡したのだった。
その後、リオニーは傷の治療を受けたが意識を失っており、分離主義勢力による侵略が差し迫るなか、攻撃を呼びかけることができなかった。しかしアミダラとスカイウォーカーは、ビンクスとリオニーが驚くほどよく似ていることに気付く。彼らはビンクスをリオニーの影武者に仕立て上げ、試練に立ち向かわせようと考えたのだった。ビンクスは最初に躊躇いを見せたが、その計画に従うことにした。ジャー・ジャーはグンガンの偉大なる軍隊の前でナブーへの攻撃の中止を呼びかけ、ルーの裏切りを暴露したのである。グンガンたちはルーに怒りを向け、攻撃は中止されたが、その代償も大きかった。ルース・ターパルスがグリーヴァス将軍からナブーを守る戦いの中で、彼に殺害されたのである。やがてリオニーは目を覚まし、アミダラとドゥークー伯爵との交渉を見届けることになった。ドゥークーが、リッシュ・ルーを追跡中に分離主義勢力の捕虜となってしまったスカイウォーカーと、グンガンによって捕らえられたグリーヴァスの交換を申し入れてきたのである。リオニーはグリーヴァスの拘束が戦争の潮目を変えることになると確信していたが、彼とジャー・ジャーはスカイウォーカーの命により大きな価値があると考え、捕虜の交換に応じたのだった。そしてその夜、無事に交換が実施され、リオニーはこの戦いでジャー・ジャーの果たした役割を褒め称えたのである。