BXシリーズ・ドロイド・コマンドー
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BXシリーズ・ドロイド・コマンドーは、隠密任務のために作られたバトル・ドロイドの上位機種である。
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特徴
ドロイド・コマンドーはB1バトル・ドロイドとよく似た外見をしているが、顕著な違いは2つの白い光受像装置と、オリジナルの半分ほどに縮められた長い頭部である。音声もB1シリーズとはかなり異なっており、B2スーパー・バトル・ドロイドの低い音声に似ている。ドロイド・コマンドーの部隊長には、額と胸部プレートに白いマーキングが施されていた。
ドロイド・コマンドーは通常のバトル・ドロイドと同等の基本性能を有しており、さらに侵入用ソフトウェアが組み込まれていた。これとヒューマノイド型の体形によって、彼らはクローン・トルーパーの装甲服を着用できるようになっている。これらに加えて、このドロイドはクローンの肉声を真似るモジュールを装備していたが、彼らの特徴や語法までは正確にコピーできず、戦闘以外の予期せぬ状況に対して正しい反応を示すことができなかった。
ドロイド・コマンドーは通常のバトル・ドロイトと比べてかなり高速に作られており、ブラスターによる複数回の被弾にも耐えられる強力な装甲を与えられていた。しかし、断続的な集中攻撃や頭部への一撃によって倒すことも可能である。
このドロイドの装備は、E-5ブラスター・ライフル、敵を気絶させるためのスタン・バトン、ドアや進路上の他の障害物を切断する際に使用するフュージョン・カッターなどである。これらに加え、ドロイド・コマンドーのリーダーは接近戦用のヴァイブロソードを携帯していることが多かった。また、彼らは敵の砲床に対して手榴弾を使うこともあった。
歴史
この高性能ドロイドは、ジェダイやクローンの脅威への対抗策として作られたものである。しかし、あまりにもコストが高かったため、連合軍の他のB1バトル・ドロイドを置き換えるまでには大量生産されなかった。
クローン大戦の初期、ドロイド・コマンドーの一団がリシ・ムーンに設置された共和国の情報収集基地を攻撃した。彼らは衛兵の多くを即座に殺害して基地内部へと侵入したが、最終的にはコマンダー・コーディとキャプテン・レックスの率いる新兵部隊の反撃を受け、壊滅したのだった。
またライロスの戦いの際にも、少なくとも2体のドロイド・コマンドーが首都レスーに配備されていた。この2体は、ARFトルーパーのレイザーとスタックがプラズマ・ブリッジを起動し、共和国グランド・アーミーが都市へ進入できるようにした直後に彼らを攻撃した。ドロイドたちはブラスターを使わず、仲間のB1バトル・ドロイドを投げつけてクローンと格闘したが、即座に倒されたのだった。