B2スーパー・バトル・ドロイド
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通商連合で使用された歩兵には、B1バトル・ドロイドの開発者からも再三にわたって指摘されていたいくつかの重大な欠点がある。これらの弱点を研究した結果として、標準的な機械兵士よりもさらに大型で、より強く高性能なバージョンであるB2スーパー・バトル・ドロイドが完成したのだった。
解説
スーパー・バトル・ドロイドは稼動に際して命令シグナルの受信を必要とせず、したがってある程度の独立した行動能力を持っていた。このドロイドは標準型のB1バトル・ドロイドに存在する多くの要素を継承していたが、前作では剥き出しだった内部の精密部品がより頑強な殻のなかに包まれていた。また、このドロイドの信号受信機と認識装置は大きな上胸部内に収容されており、そのため全体の重心が高くなっているが、高性能運動アルゴリズムがプログラムされているため安定したバランスを保つことができた。
B2のプログラムは前身のB1バトル・ドロイドと同様にとても初歩的なものであり、攻撃作戦の立案には不向きである。しかし、彼らは疲れと恐れを知らない戦士であり、全速力で戦闘に駆けつけ、標的を煙の立つ瓦礫と化すまでキャノンを発砲し続けた。
このドロイドには右側のマニピュレータにダブル・レーザー・キャノンが組み込まれていたが、B1バトル・ドロイド用のブラスター・ライフルを装備させることも可能である。一方で、武装したモノグリップの手には専用ブラスター・ライフルの点火装置を起動させる信号発信機が組み込まれており、指が無くても発砲させることが可能だった。
また、スーパー・バトル・ドロイドに付けられた脚の先端部は登山用の鉤爪や浮遊ポッドにも換装でき、様々な地形環境での運用に対応させることが可能となっていた。
当初、B2は通商連合とテクノ・ユニオンで使用されていたが、その後、独立星系連合でより大規模に使用されるようになった。また、クローン大戦の数十年後には、ユージャン・ヴォング大戦でも銀河同盟によって少数のB2ユニットが使用されている。