アドラス
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アドラスは、銀河大戦時におけるシス卿である。彼はダース・マルガスのライバルだった。
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経歴
アドラスは、コルサントの略奪の際にジェダイ聖堂を襲撃した50人のシスの戦士のリーダーである。彼はダース・アングラルによってこの使命を与えられ、他の戦士たちと共に奪った共和国シャトルに乗り込んだのだった。アドラスはこの襲撃のもう1人の指揮官、ダース・マルガスから酷く嫌われていた。当初、マルガスは聖堂への単独での襲撃を希望したが、アングラルがそれを却下し、アドラスの同行を命じたのである。戦いの中で、アドラスはフォースを使って衝撃波を生み出し、数人のジェダイを投げ飛ばした。さらに彼は激しい戦場と化した聖堂の床に大きな損傷を与えたのだった。
混戦の中、アドラスはジェダイ・マスター・ヴェン・ザロウとの対決を試みたが、彼は敵によって戦線を離脱させられ、ザロウとの対決と、最終的には彼の殺害をマルガスに譲ることになった。そして任務の成功後、アドラスは襲撃部隊に加わった多数のシスの戦士たちと共にこの戦いを生き延びたが、同時にマルガスからの失望を買ったのだった。そのためアドラスはシスの戦士たちによる勝利の雄たけびに加わらなかったが、やがては彼も叫びに参加した。そして愛人エリーナ・ダルーと再会したマルガスは、アドラスに医療チームを呼びに行かせ、彼女の治療を行わせたのである。さらに、アドラスは襲撃の成功をアングラルに報告したが、その後、マルガスによって解任されたのだった。
帝国医療部隊が負傷者を治療し、遺体を輸送船に搬入した後、アドラスはマルガスに近づき、ジェダイの死体をどうするかと尋ねた。最終的にマルガス卿は、彼らが勇敢に戦ったことを認め、ジェダイ聖堂がその墓場になるだろうと告げる。そして、アドラスがジェダイ聖堂攻撃のため帝国の爆撃機を呼ぶ準備をすると、マルガスは降下艇からの爆撃で聖堂を破壊するよう命じたのだった。だが爆弾を配置したアドラスは、彼らが爆破範囲に近づきすぎていること危惧する。それに対してダース・マルガスはアドラスの抗議を軽く一蹴し、爆発から自分を守るためフォースで爆弾を起爆させたのだった。
その後、マルガス卿が愛人ダルーを直ちに<ステッドファスト>へ運べと命令してきたとき、アドラス卿はこれを無視し、彼女をシスの兵士たちによって制圧された当地の病院に搬送した。だが、彼女はその場に居合わせた他の帝国兵たちに放置され、最終的に医療船へと運ばれたのである。そのころ、ダース・アングラルがコムリンクでマルガスを呼び出したが、応答がなかったため、彼は代わりにアドラスを呼び出し、マルガスの所在を問いただした。このときマルガスはジェダイ・ナイト・エイリン・リニアと二度にわたって交戦しており、その後、エリーナの居場所とアドラスの裏切りを知ったのである。
エリーナを見つけたマルガスは彼女を殺害した。彼はエリーナの存在が自分の弱点であることを理解していたのである。だが、マルガスは彼女への愛情を決して忘れていなかった。その後コルサントを離れたダース・マルガスは、アドラスを彼の邸宅に追い詰めた。そしてアドラスはライバルとライトセイバーで対決し、圧倒される。アドラスはフォース・ライトニングを使ったが、マルガスは彼を嘲笑し、同じくフォース・ライトニングを放った。アドラスはマルガスの稲妻によって拷問され、ついには殺してくれと懇願したのである。最終的にマルガスは自分のグローブを外し、自らの手でアドラスを殺害したのだった。
人物と特徴
アドラスは傲慢な男であり、ダース・マルガスのライバルでもあった。彼はマルガスへの侮辱を楽しみ、シスの序列におけるマルガスの地位を奪い取ると公言していたのである。アドラスは巧みな政治的駆け引きに長け、ダース・アングラルからの寵愛を受けていた。彼はこれを利用してマルガスが自由に行動する機会を阻害し、マルガスがあからさまな抗争を仕掛けずに反撃に出ることはないと知った上で、彼を罵っていたのである。