ジェダイ聖堂
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ジェダイ聖堂は、グレート・シス戦争の終わりからクローン大戦末期におけるジェダイの粛清にいたるまで、ジェダイ・オーダーの本拠地として使われていた巨大建造物である。この間、聖堂はジェダイたちのための大規模な訓練施設、官僚施設、共同住居となっていたが、新秩序宣言の直前にそのほとんどが破壊されてしまった。
目次 |
レイアウト
ジェダイ聖堂は巨大な建造物であり、その頂はコルサントのギャラクティック・シティにある多くのビル群よりもさらに1キロメートルほど上空に伸びていた。聖堂は天然の山に位置する古代のフォース・ネクサスの周辺に築かれており、プロセッショナル・ウェイと呼ばれる長く広大な遊歩道によって囲まれているため、周辺エリアには視界から聖堂を遮るものは何もない。外から見ると、ジェダイ聖堂は階段状のデザインをした巨大なジグラットのような建造物であり、ひときわ高い聖なる尖塔の周りを4つの小さな尖塔が囲んでいた。これらの尖塔はジェダイの啓発への上昇を象徴したものなのだ。
尖塔
最も高い中央の尖塔は聖堂の塔として知られていた。この尖塔にはジェダイ創設に関する古代の原典が収められており、熟考のための聖なる場所ともされていることから、伝統的に最も重要な塔である。聖堂の塔の頂上付近には騎士道の広間があり、そのはるか下には瞑想室があった。また、塔の内部にはリパルサーリフト・パッドによって支えられた、最も敬愛されるべきジェダイたちの記念像があったが、後にこれらの像は聖堂が建てられた山の頂上部へと移動させられている。聖堂の塔の頂上部は瞑想用バルコニーに囲まれており、その下にはジェダイの歴史が一連のホロによって描写された低層バルコニーがある。最年少の子供たちはそれぞれのマスターによってここへ連れてこられ、ジェダイの知識に対する最初の導入を受けていた。今日では、この山全体において、古代の瞑想室や洞窟に築かれた当初の礼拝堂が、石橋を経て尖塔周辺の広大な回廊へと繋がっている。
聖なる塔を囲む4本の塔が建てられたのはヤヴィンの戦いのおよそ1,000年前であり、これらの塔にはそれぞれ1つずつ、ジェダイ評議会が置かれていた。
- 最初の1つはジェダイ最高評議会の拠点である。12名からなる最高評議会の議席が置かれていたのもここであり、共和国の様々な面について議論されていた。この評議会はジェダイ・オーダー全体における議論を行う権限を有しており、銀河共和国に多大な影響力を振るっていたため、最も重要な評議会だった。
- 次の塔は、第一の知識に関する評議会によって使用されていた。この評議会は年長のマスターたちや、評議会のメンバーの知恵を必要とする問題を扱い、それを要求する最高評議会や他のあらゆるジェダイに助言を与えていたのである。
- 3番目の塔は和解に関する評議会の塔であり、銀河共和国全体における政治的論争に、平和的な解決を求めていた。
- 4番目の塔は再割り当ての評議会の塔であり、まだ師事するべきマスターに選ばれていない若きジェダイのための作業の組織化を行っていた。
これら5つの尖塔には高性能通信装置がそれぞれ取り付けられており、4つの評議会のいずれかの要求に応じて、遠征中のジェダイや他の外界者との接触が行われていた。そのため、ジェダイ聖堂はこのエリアにある他のビル群よりも高い位置に築かれており、アンテナへの干渉が一切なくなっている。
内部構造
聖堂はジェダイにとっての我が家であり、彼らは人生の最初の数年をここで暮らしていた。その間、彼らはフォースを学び、ジェダイ・オーダーの伝統の中で訓練を受けてきたのである。子供たちのクラスは第一の知識の塔の基部周辺に位置しており、生徒たちはここでオーダーの歴史に関する論文などの課題を与えられていた。
旧共和国末期にジョカスタ・ヌーによって管理されていたジェダイ公文書館も、第一の知識の塔が立つ区画にあった。ここはジェダイの知識と歴史の宝庫である。聖堂の最も古くから存在する区画が、後に聖堂の歴史博物館へと変えられたのだった。
また、聖堂はそれを望むジェダイに対して単独の移動手段を提供していた。共和国最後の数十年間に比較的新しく設置されたジェダイ聖堂タワー・ハンガーには、ジェダイを銀河系の至るところへと運ぶことのできるデルタ7・イーサスプライト級ライト・インターセプターが収容されていた。そしてクローン大戦の間には、聖堂のハンガーにリパブリック・ガンシップとジェダイ・インターセプターも追加されたのだった。これらの船は聖堂のメイン・ガレージに収容され、そこで出航の準備を行うことができた。その後、それらは準備室へと移動され、ハンガーへと上げられたのである。
中央の尖塔周辺には、聖堂で暮らすすべてのジェダイに安らぎを与える庭があった。また、和解の塔の近くにはヨランド・フィーが管理する庭もあった。
聖堂内部の他の部分は、採光窓を通して差し込む自然の光で落ち着いた雰囲気を保っていた。聖堂にはパダワンやナイトたちが使用する寄宿舎が数多くあり、それらはジェダイが求める様々な種族に適した造りになっていた。なかでも、最も影響力のある尊敬されたマスターたちは、尖塔の近くに各自の専用オフィスと私室を与えられていた。これらの私室には専用のコンピューターとホロプロジェクターが設置されており、科学、歴史、哲学の情報にアクセスすることができた。また、ジェダイ・マスターが大勢の子供たちからなるグループを訓練する際の教室や、ジェダイ同士がライトセイバーのスキルを磨くためのスパーリング・ルーム、さらには無数の庭、泉、静寂なアルコーブ、瞑想空間を提供する小部屋など、様々な種類の施設が備わっていた。最も壮大な庭の1つは千の泉の間であり、水と滝の流れる巨大なグリーンハウスとして使用されていた。また、聖堂の真下には広大な牧場もあり、マスター・ヨーダのキバックなど、何百頭もの動物たちが飼育されていた。
聖堂の基部を囲む窪みの多い廊下は瞑想用の遊歩道であり、着色したガラス窓とハイパースペース大戦に関連した彫像で飾られていた。また、そこにはタブレットにジェダイ規範が刻まれた演壇がいくつか点在していた。
他にも、聖堂内にはジェダイ医療班診療所、シスの封印室、ロタンダ・チャペル、ホログラム訓練室、ジェダイ農耕班研究所、ジェダイ聖堂通信センター、祝宴ホール、ライトセイバー作成エリア、秘密会議室などがあった。クローン大戦中には、軍隊式の作戦会議室とジェダイ指令室も設置され、共和国グランド・アーミーの将軍として活躍するジェダイたちが集っていた。また、ジェダイ聖堂の周辺エリアは聖堂区域と呼ばれるようになり、より大きな宇宙船にドッキング・スペースを提供するようになった。このエリアには聖堂の完成後に建てられた他の建造物も含まれている。
登場エピソード
- エピソード1/見えざる脅威
- エピソード2/クローンの攻撃
- エピソード3/シスの復讐
- エピソード6/ジェダイの帰還
- クローン大戦(TVシリーズ)
- クローン・ウォーズ(映画)
- クローン・ウォーズ(TVシリーズ)