タートル・タンカー
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タートル・タンカーは、クローン大戦中に使用されていた宇宙船の一種である。この巨大な船体から、タートル・タンカーは主に貨物船として利用され、医療品、食糧、その他の貨物を大量に積み込むことができた。また、この船は脚部にエンジンが搭載されており、4本の脚は険しい地形に着陸する際にも役立っていた。
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特徴
タートル・タンカーは宇宙貨物船とウォーカーのハイブリッド機である。この宇宙船は広大な貨物区画を有しており、それらを区分けすることで、外界の入植者向けの大量の補給物資や、遠くの惑星に投棄するため工業惑星から運ばれてきた産業廃棄物など、様々な貨物を同時に輸送するこができた。また、ドッキング施設が少ない、またはまったくない惑星への着陸を補助するために、この船には全地形用のウォーカーの脚が4本備わっていた。タートル・タンカーの非常に小さな操縦用キャビンには脱出ポッドも用意されており、主船体から切り離すことができた。
歴史
ヤヴィンの戦いの21年前、ジャンク惑星ロソ・マイナーからストーバーへ貨物を運んできた1隻のタートル・タンカーが、シス卿の兄ダース・モールを探す旅をしていたサヴァージ・オプレスによって奪われた。マザー・タルジンから与えられた捜索のタリスマンを使い、運ばれてきた貨物を手短に調べたサヴァージは、兄の居場所に惑星ロソ・マイナーと何らかの接点があると推測したのである。パイロット兼オーナーのサキヤンは、兄を探すためにサヴァージをストーバーからロソ・マイナーへ連れて行くよう強いられた。だが惑星に到着し、このジャンク惑星を調べていると、捜索のタリスマンは輝きを失ってしまい、モール追跡の唯一の手がかりをなくしたサヴァージは怒り狂ったのだった。この混乱の中、オプレスはサキヤンのパイロットを脱出ポッドに押し込め、直下の惑星に放出することで、タートル・タンカーの制御を奪い取った。その後、タンカーで着陸に成功したオプレスは兄の存在を確認し、彼の隠れ家を発見することに成功したのである。
その後、オプレスはモールと共にこの船でマザー・タルジンの待つダソミアに帰還した。タルジンは呪文を使ってモールを変異させ、彼の記憶と以前の体型を蘇らせた。そしてモールは再びオプレスを連れ、かつてナブーで彼を死んだ状態にした仇敵、ジェダイ・マスター・オビ=ワン・ケノービへの復讐のため、惑星レイドニアへと向かったのである。やがて船がレイドニアに着陸すると、モールとオプレスは人質を取り、ケノービをおびき寄せるためにレイドニアンの住人たちを虐殺した。そしてケノービが到着すると、ザブラクの兄弟は彼と対峙し、ジェダイをたやすく打ちのめすと、船内へと連れて行く。彼らは船で惑星の軌道へ上がり、そこでケノービを痛めつけ、罵倒し、拷問を行ったのだった。だが、タートル・タンカーにはもう1人の予期せぬ訪問者、オプレスのかつての主人であるナイトシスター、アサージ・ヴェントレスが忍び込んでいた。彼女はオプレスの首に掛けられた多額の賞金を狙っていたのである。兄弟は混乱し、その結果、船倉での戦いが開始された。ケノービとヴェントレスが2人に対して手を組み、力を付けた兄弟に苦戦するも、モールとオプレスが迫る前に船のコクピットに逃れることができた。彼らは2人をコクピットの外に締め出し、脱出ポッドで船外へ脱出する。だが幸いにも船には予備の制御パネルがあり、モールとオプレスはタートル・タンカーでこのエリアから離れることができたのだった。