「秋祭り」は、イウォーク物語シーズン1の第12話である。
あらすじ
ブライト・ツリー・ビレッジの秋祭りの前日、ウィケットとティーボは収穫したばかりのカボチャを村へ運んでいた。ウィケットはティーボの妹マラーニから一緒に祭りに行きたいと誘われるが、軽い嘘をついてそれを回避する。このとき、村の外にヴォーシャックが現れ、村の支え木を次々と食い荒らしはじめた。このままでは村が壊滅してしまうと考えたチャーパ酋長は、村の戦士たちに武器を用意させようとするが、ログレイには別の考えがあった。老呪い師は網に惚れ薬を垂らし、それを使ってウィケットとティーボにヴォーシャックを捕えさせたのである。するとヴォーシャックはたちまち大人しくなり、村への攻撃を辞めたのだった。実はこのヴォーシャックはゴルニーシュ王率いるデュロックたちが放ったものであり、彼らはイーウォックがこの騒動に釘付けになっている間に、村の食料や財宝を略奪しようとしていたのだ。だが、騒動が予想以上に早く収まってしまったため、デュロックたちは急いで退却することを強いられた。しかし、彼らはログレイと子供たちとの会話を盗み聞きし、動物を手懐ける惚れ薬と、凶暴にする怒り薬があることを知っただった。ゴルニーシュは怒り薬を手に入れ、巨大なフロッグにそれを使うことで、イーウォックたちを壊滅させようと企んだのである。
その後、ゴルニーシュの命令を受けたデュロックの呪い師アムウォックが、タルガーの行商人を装ってログレイの小屋を訪れた。不在のログレイに代わって留守番をしていたウィケットとティーボは即座に彼の変装を見破るが、呪い師は大量の埃で煙幕を張り、その隙に2つあった薬入りの瓶の片方を奪って逃走する。2人のイーウォックは彼を追って森へと向かうが、見失ってしまったのだった。やがてアムウォックは水辺でフロッグの女性、フーナを発見し、さっそく彼女に薬を使う。しかし、彼の盗んだ薬は怒り薬ではなく惚れ薬の方だった。フーナは岩や木など、目に入ったものを見境なく溺愛し、ついにはアムウォックを激しく抱きしめる。そしてそこへ、彼を探していたウィケットとティーボが現れると、フーナはウィケットに一目惚れし、彼を握りしてキスしたのだった。ウィケットは何とか彼女の手から脱出して逃走するが、フロッグは愛するイーウォックを追い、ブライト・ツリー・ビレッジへと向かったのである。
フーナは村中を徘徊してウィケットを探し回り、イーウォックたちの家屋を破壊していった。チャーパとログレイはこれ以上の破壊行為を防ぐため、彼にフーナと一緒にいるようにと命じる。一方、村の外ではゴルニーシュがアムウォックの失敗を責め立てていたが、デュロックの呪い師は、フロッグからウィケットを取り上げれば、彼女は再び彼を探して村を破壊しはじめるはずだと告げたのだった。そこでデュロックたちはフーナが寝ている間に、ウィケットをぬいぐるみとすり替え、彼を連れ去ったのである。そしてフーナがウィケットを探して暴れ回っている間に、彼らは村のイーウォックたちを次々と捕え、最後にアムウォックはフーナに、ウィケットを連れて故郷へ帰るようにと説得したのだった。満足したフーナがウィケットと共に喜んで村を去っていくと、チャーパとログレイがゴルニーシュに立ち向かうが、デュロックの王は捕えたイーウォックの人質たちを利用し、彼らが収穫した作物をすべて奪おうとした。デュロックたちは秋祭りの「来賓」となり、ブライト・ツリー・ビレッジを我が物顔で占領したのである。
そのとき、ウィケットはログレイの助言を思い出していた。彼はフーナに激しくキスをし、彼女に衝撃を与えることで、恋の呪文から解き放ったのである。さらに彼はフーナに、デュロックたちが彼女を馬鹿にしていると耳打ちし、その仕返しに向かうよう説得した。そして2人は村へ戻り、怒り狂ったフーナがデュロックたちに襲い掛かると、彼らはたまらず逃げ出していったのである。最後にフーナは、まだ惚れ薬の効果が残っているかのように振る舞い、ウィケットに笑顔で別れを告げたのだった。
登場
人物
クリーチャー
イベント
地名
組織/称号
種族
武器/テクノロジー
その他
外部リンク