サンスターVSシャドウストーン
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「サンスターVSシャドウストーン」は、イウォーク物語シーズン1の第9話である。
目次 |
あらすじ
焚火を囲みながら、チャーパ酋長がウォックリングの一団にサンスター=シャドウストーンにまつわる物語を話していた。この神秘的な魔法の石は強大な善と悪の力を持っているため、イーウォックたちは一度も使ったことがなかったのだ。だがかつて、邪悪なタルガーの魔女モラーグがこの石を求め、イーウォックの村を訪れたことがあった。このとき1人の若きイーウォックの戦士が彼女に戦いを挑んだが、彼は敗れ、魔女の棲家であるサンダーストーン山へと連れて行かれたのである。しかし、この若きイーウォックは飲み込みが早く、モラーグの魔法を素早く学習していった。そしてその力を彼女に対して使い、サンスター=シャドウストーンを2つに割ったのである。イーウォックは片割れのサンスターを持って逃走したが、もう片方のシャドウストーンはモラーグの手に残されたのだった。そこで子供たちがチャーパに、その戦士と石のその後を訪ねると、彼はそのイーウォックこそが村の呪い師ログレイであり、サンスターもまだ村の安全な場所に保管してあることを明かす。そして話が終わると、ウォックリングたちはチャーパに礼を告げ、各自の家へと帰ったのだった。
翌朝、チャーパの話に感動し、魔法使いになりたいと考えたティーボが老呪い師の小屋を訪ねた。彼が弟子にしてほしいと頼むと、ログレイは喜んでそれを受け入れたが、魔法の訓練の前に、まず雑用として小屋の掃除から始めるようにと命じる。さらに掃除の後も、彼は若き弟子にロッカ・スポアとランタン・バードの巣を持ってくる仕事を与えたが、ティーボは老師の命令に素直に従い、単純な仕事をこなしていったのである。その後、昨夜の物語に使ったプリズム・ペブルを返すため、チャーパ酋長がログレイの小屋を訪れた。彼もティーボがログレイの新しい弟子になったことを祝福する。このとき、ティーボは偶然にもログレイの儀式用の杖を使い、一瞬にして小屋の中を綺麗に片づけてしまった。彼は魔法の力を目の当たりにして驚くが、ログレイはまだ早いとたしなめ、真の魔法使いは掃除に魔法など使わず、自分の力でできることは自分でするのだと説いたのだった。
その後、友人の様子を伺おうと考えたウィケットとニーサがログレイの小屋を訪れると、ティーボに恋心を抱くラターラが一足先に小屋の中を覗いていた。だが、彼らは魔法の訓練ではなく掃除をしているティーボの姿を見て笑い転げてしまう。憤慨したティーボはログレイのプリズム・ペブルを勝手に使い、マニップの姿を映し出してウィケットたちを驚かした。そして、友人たちがもっと魔法を見せてほしいと告げると、彼は魔法の杖を持ち出し、3人を連れて森の中へと向かったのである。森の中でティーボは得意げに魔法を使うが、うまく制御することができず、友人たちを不安にさせた。結局、彼は未熟な魔法でラターラのフルートを壊してしまい、ログレイの杖を折ってしまったのである。ウィケットはティーボの危険なトリックにうんざりして村へ帰ると言い放った。そのとき、森の奥から美しい歌声が聞こえてきた。イーウォックの子供たちが歌声のする方向へと向かうと、内部から激しい光がこぼれる洞窟が見つかり、ニーサが不安を抱くなか、彼らはその中へと入っていく。彼らは輝く洞窟の中で若い女性イーウォックと遭遇し、彼女から魔法を見せてあげようと言われるが、このとき幻影が解け、彼女の真の姿、モラーグが姿を現したのである。モラーグはログレイの弟子を含む子供たちを人質にとり、宿敵ログレイとの決着をつけるため、彼をおびき出そうと計画していたのだ。
仕事を終えて小屋へ戻ってきたログレイに、モラーグがクリスタル・イメージ・スピナーを通じてメッセージを送ってきた。彼女は人質にとった子供たちとサンスターの交換を要求し、それを拒むなら子供たちを永遠に自分の奴隷にすると通告してきたのである。ログレイは村の戦士団でも彼女には勝てないことを知っており、壁の中に隠していたサンスターを取り出すと、単身で200年ぶりに魔女の住むサンダーストーン山へと向かったのだった。
モラーグの隠れ家では、ウィケット、ニーサ、ティーボ、ラターラが魔女の雑用を強いられていた。モラーグは、ログレイを倒し、サンスター=シャドウストーンを復活させれば、自分は永遠の支配者となることができると考えていたのだ。復讐に燃えるタルガーの魔女は、サンスターの接近に共鳴するシャドウストーンから、ログレイの到着を知る。一方、ログレイは魔法で衛兵のヤズムたちを退け、モラーグの隠れ家の奥へと入っていった。そしてついに2人の老魔法使いが対峙し、200年ぶりの因縁の対決が開始されたのである。だが、モラーグの魔力はログレイの力を上回っており、サンスターの力で辛うじて危機を脱するも、彼には戦う力がほとんど残されていなかった。モラーグは配下のヤズムたちにログレイを捕えるよう命じるが、そのとき若き4人のイーウォックが立ち上がり、ヤズムたちに襲い掛かる。しかし、モラーグはシャドウストーンの力で地響きを起こすと、この衝撃でログレイが落としたサンスターに向けてシャドウストーンを投げ付けた。ついにサンスター=シャドウストーンが復活し、タルガーの魔女は強大な力を手に入れたのである。
サンスター=シャドウストーンの力を解放したモラーグは、サンダーストーン山の火山活動を活性化させ、溶岩の怪物へと変化した。ログレイと子供たちは急いで洞窟から脱出し、村へ逃げようとするが、ログレイはここで決着を付けなければ世界が危ないと訴え、彼女に立ち向かう。モラーグは圧倒的な魔力でログレイの杖を弾き飛ばすが、ティーボがそれを掴んで師匠に投げ渡した。そしてモラーグが彼にとどめを刺そうとしたとき、ログレイは精神を集中させ、自然の力を操って地下水を噴出させる。すると、大量の水が溶岩と化したモラーグに降り注ぎ、彼女を急激に冷却して岩石へと変えたのだ。邪悪な魔女は粉々に崩れ落ち、その生命エネルギーは美しい花へと変わったのだった。一方、ログレイも岩の下敷きとなっていたが、彼はサンスターの力で脱出に成功する。こうして戦いが終わり、ティーボが勝手に魔法を使ったことを謝罪すると、老師は叱責は後にして、村へ帰ろうと告げたのだった。
イーウォックたちはサンスター=シャドウストーンが再びブライト・ツリー・ビレッジへ戻ったことを大いに喜んだ。ログレイは子供たちに、これで村は安泰であると告げ、ティーボは正式に魔法の修行を開始することになる。彼はさっそく習いたての魔法を使い、プリズム・ペブルで夜空に美しい花火を出現させたのだった。
登場
人物
クリーチャー
地名
種族
その他
外部リンク
イウォーク物語 シーズン1 | |||
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01.森の泣き声 | 02.太陽の実 | 03.大きな迷い子 | 04.ディージを救え! |
05.ラターラを探せ | 06.光の木 | 07.ジンダ族の呪い | 08.ガピン族の謎 |
09.サンスターVSシャドウストーン | 10.ウィケットの戦車 | 11.三つの教訓 | 12.秋祭り |
13.アーシャねえさん | |||
イウォーク物語 シーズン2/すべてが新しいイウォーク | |||
01.魔法のマント | 02.願いのかなう花 | 03.ウィケットの家出 | 04.プリンセス・ラターラ |
05.森の魔物レイチ退治 | 06.不思議なトーテムポール | 07.ママへの贈り物 | 08.闇の精・悪魔の襲来 |
09.ミンフと共に去りぬ | 10.ログレイの弟子 | 11.押し売り | 12.戦士と敗者 |
13.凍ったエンドア星 | 14.金の船飾り | 15.バーガのライバル | 16.”こわい夢” 吸いとり機 |
17.ラターラの宝物 | 18.みんなの夢 | 19.意地悪ノーキー君 | 20.秘宝”太陽の星”を守れ! |
21.ニーサのパーティ | 22.戦士マラーニ | ||
イウォーク物語 長編 | |||
01.イウォーク村の災難 | 02.エンドアの森の物語 |