ボグデン
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ボグデンは、多くの衛星を従えた、ハイディアン・ウェイ近郊の、アーカニアとプルーの間に位置するインナー・リムの惑星である。また、この惑星はブラクサント・ランにも面していた。少なくとも20の衛星を従えたボグデンは、複雑な重力変化による超高気圧に悩まされており、その地表は文字通りバラバラに引き裂かれていた。ボグデンを訪れる人々の多くは逃走中の犯罪者、密輸業者、賞金稼ぎなどだが、その一方で、この惑星を故郷と呼ぶ極わずかな人々は、地震の多発する不安定な地形への適応を余儀なくされていた。また、この惑星はレンダ・ベアの原住地としても知られていた。
ナブー侵略以前に、この惑星はおよそ1,000年続いた破滅的な戦争によって苦しめられた。やがてコマリ・ヴォサ率いるバンド・ゴラが、銀河系征服計画における活動拠点としてボグデンの衛星コルマを使うことになる。そして、コマリ・ヴォサの追跡に雇われたジャンゴ・フェットが、最終的にこの戦争によって荒廃した衛星を発見したのだった。ヴォサの死後、ジャンゴはドゥークー伯爵によってクローン軍の第1テンプレートとして雇われ、バンド・ゴラはほぼ完全に壊滅する。コマリ・ヴォサとの遭遇の直前にも、ジャンゴはライバルのモントロスを倒し、その始末をバンド・ゴラの狂信者の手に委ねるという無慈悲な最期を与えたのだった。
ヤヴィンの戦いのおよそ15年前、海賊ガー・カイボ・レン=チャはボグデンの衛星の1つに墜落した宇宙船の残骸を秘密の隠れ家として利用していた。彼は惑星タムズ=アンの戦士団長マラミュー・トーダ卿の娘、ジェリンを誘拐し、この衛星へ連れ去ったのである。だが、彼はモン・ジュルパ王とトーダ卿、そしてタムズ=アンの兵士たちによって捕えられたのだった。