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YT-1300軽貨物船

2013年8月4日 (日) 11:34時点におけるJojo (トーク | 投稿記録)による版

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YT1300-CHRON.jpg
YT-1300 light freighter
製造に関する情報
製造元

コレリアン・エンジニアリング社

製品

YTシリーズ

型式

YT-1300

級種

軽貨物船

価格
技術設計に関する情報
全長

34.75 m

最高速度(大気中)

800 km/h

ハイパードライブ能率
  • クラス2.0
  • 予備: クラス12
航法システム

あり

武装

レーザー・キャノン・タレット 1または2基

操縦要員

2名

最小乗員

1名

乗客定員

6~15名

積載重量

25~100 t

航続期間

2ヵ月間

使用に関する情報
役割
竣航

72 BBY

年代
所属
[非表示]

YT-1300軽貨物船は、コレリアン・エンジニアリング社で最も成功した貨物船の1つである。この機種も最も有名な船は、高度に(かつ違法に)改造されたYT-1300、<ミレニアム・ファルコン>である。

目次

特徴

2機のYT-1300貨物船

ナロー・シーナーによる支援のもとで、CEC社の造船エキスパート集団によって考案されたYTシリーズは、それまでに製造された最も人気の高い宇宙貨物船の1つとなった。これらはモジュール設計という他に見られない応用性によって、星間輸送業に革命をもたらすことになったのである。これらの船はすべての区画が大量生産品で構成されており、広範囲におよぶ設備変更を行うことなく、必要に応じて新しい構成に変更することができた。これによって、CEC社はYTシリーズを極めて競争力のある価格で市場にもたらすことができ、莫大なクレジットを得ることができたのである。

YT-1300モデルは、この概念を円形のメイン・コリダーとその周辺に配置されたモジュラー部品という形で例示したものである。この船では、すべてのパーツが円盤型の船体内部にある中央コアから外側に向かって放射状に配置されており、利便性と経済性の両方を実現させていた。

これらの特徴は、同時代における銀河共和国バーロズ級中型貨物船と同等なものである。

セールス・ポイント

YT-1300貨物船のセールス・ポイントはその基本装備ではなく、改良およびパーツ交換に対する並外れた可用性にあった。つまり、YT-1300は信頼性、耐久性、改造容易性を持ち、その点において銀河全域で多くの貨物船船長たちから人気を博していたのである。

Xウィングの護衛を伴ったYT-1300

YTシリーズの他の機種と同様に、YT-1300も円盤型の船体と外側に突出したコクピットというデザインをしていた。さらにYT-1300には、コクピットの位置が左舷、右舷、中央という3つの異なる構成が存在したが、中央にコクピットが配置されたデザインは後のYT-1930で標準型の地位を得ている。また、YT-1300は液体金属燃料からエネルギーを得る燃料セルを使用していた。

販売されたYT-1300は、そのほぼすべてが単純な床下の格納スペースから新しいハイパードライブ、追加火器にいたるまで、後に何らかの追加コンポーネントによる改良を施されていた。YT-1300が製造時から与えられていた特徴は、中心から外れたコクピット、船体の左右に格納された2機の脱出ポッド、背面に搭載されたレーザー・キャノン、およそ100トンの貨物区画など、必要ではあるが基本的なもののみだったのである。

ヤヴィンの戦いの40年後の時点でも、数10万機のYT-1300が現役で航行を続けていた。

船の構成

YT-1300軽貨物船の見取り図

YT-1300はほぼすべての機体が同じ外観をしているが、内装はモジュール型設計のため様々な構成が存在する。最も人気があり、最大の生産数を誇る2つのデザインは、貨物船タイプ(YT-1300f)と客船タイプ(YT-1300p)である。しかし、より企業家的な船長が所有する船には、貨物船型と客船型を混在させたタイプも珍しくなく、YT-1300の生産ラインにおけるライフ・サイクルの終盤では、CEC社の幹部たちもこの事実を熟知していた。

多くの顧客が貨物と乗客の積載量のバランスを求めていることを知ったコレリアン・エンジニアリング社は、貨物モジュールと乗客用モジュールの双方を織り交ぜた船の提供を開始した。当初、YT-1300fp と呼ばれたこの構成は急速な人気を博すようになり、時を経て通常バージョンと呼ばれるようになった。そしてパルパティーン皇帝の権力が台頭した後になると、貨物船型と客船型というデザインの分離は一般の利用から迅速に姿を消していったのだった。

YT-1300p

YT-1300p型の内部構成図

客船型設計では、可能な限り大きな生活空間を確保するために円盤型の船体を全面利用しており、複数の乗客用キャビン・モジュールを設置する代わりに貨物や機器用の予備区画を犠牲にしている。各乗客用キャビンには3つの寝台と小型リフレッシャー、収納区画が用意されていた。CEC社による純正変換キットを使用すれば、2つの寝台を2段ベッドとし、1室あたりの収容人数を5人にまで増やすことも可能である。また、こうした船ではより大型の脱出ポッドが要求されるため、YT-1300pの両側面にはより多くの乗客を収容できる2機のクラス6脱出ポッドが搭載されていた。その結果、標準的な出入り手段として使用されるランプは取り除かれており、その代わりに搭乗用の梯子が用意されていた。

YT-1300f

YT-1300f型の内部構成図

貨物船型設計では、船内は空洞のままとなっており、貨物用に多くの空間が裂かれているため、乗員の快適さは大きく損なわれていた。特筆すべき点は、左右両弦に設けられた2つのランプであり、カーゴ・ローダーやドロイドが歩いて搭乗することができた。一方で、これらのランプとそれに必要とされる頭上空間は、YT-1300pにおいて脱出ポッドが格納されていたスペースの大半を奪っている。その代わりに、外殻の両側面の突起部には左右のドッキング・リングが設置されており、この点でも内装の変更が外観に与える影響を最小限にとどめるというCEC社のデザイナーの多彩さが示されていた。

だが、このことは無頓着な宇宙船監視員の間に広く誤解を与える結果にもなった。船体の円筒状の突起部の中に設置されているものがドッキング・リングなのか、あるいはライフポッドなのかという議論が沸き起こったのだ。YT-1300はその高度なカスタマイズ性によって、どちらかを選択するとも、両者を組み合わせることも可能だったのである。

外部モジュール

多くの所有者たちはYT-1300の外側も改良しており、追加の乗員や貨物向けのスペースを確保するために前方の顎部を改良および拡張していた。そのため、同じレイアウトやシステムを持つ2隻のYT-1300を見かけることは非常に稀なことだった。

また、この船には外部に追加の貨物ポッドを取り付けることもできた。船の外殻の背面で、中央の円形区画の周りに配置されたポッドには、合計で100トンを超える貨物を収納することが可能である。この構成は反乱同盟軍支援サービスで人気が高かった。反乱軍はこのような改良を施された貨物船を、自分たちの基地や、敵陣の後方に配置された宇宙船への再補給のために使用していたのである。

登場エピソード

外部リンク

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