カース・オナシ
| ||||||||||||||||||||||||||
|
解説
銀河共和国軍への入隊に署名したとき、若きカース・オナシはこの組織の力を完全に信じきっていた。カースは茶色い髪をしたハンサムな男だった。彼はいつも戦闘服とフライト・ジャケットを身に着けており、ブラスターを好んで使用している。また、任務の際には愛機<エボン・ホーク>を操縦していることが多い。忠実な兵士であり、熟練したパイロットであり、そして卓越した戦術家でもある彼は、境界での小競り合いでも、大規模な戦闘でも、名誉を持って取り組んでいたのである。
マンダロリアン大戦における一連の出来事によってカースは恒久的な名声を手に入れたが、この戦いの余波は彼の理想主義に致命的打撃を与えることになる。カースが38標準歳のとき、弱体化した共和国を打倒するべくシスが復活し、邪悪なダース・マラックがカースの故郷テロスIVを襲撃したのである。このときカースの若き妻も殺害され、息子のダスティルも行方不明となったのだった。
そして、シスによる征服劇をさらに促進させる裏切り行為が、この悲劇を増大させていた。シスによる誘惑は共和国の最高位の役人たちの間にも蔓延しており、カースの信頼すべき指導者、サウル・ケイラス提督もその1人だったのである。こうしてついに、名誉と忠誠がカースをシスとの戦いへと駆りたたせた。だが、復讐と憎悪の感情がこれらの賞賛すべき属性に取って代わる恐れがあったため、カースはケイラス提督を裁判にかけることを生涯の目標に掲げたのだった。
カースはいつの間にか誰も信用できなくなっていた。特に、彼はよく任務を共にしていた謎めいたジェダイを信用することができなかった。その後も彼は自分の任務を続けており、タリス上空で<エンダー・スパイア>から逃走しながら、この惑星がシスに滅ぼされる前に捕らわれのジェダイ、バスティラ・シャンを救出することに成功している。また、彼はスター・フォージの謎を解き明かすため、バスティラやジェダイの特別な新参者たちと行動を共にしていた。そしてこの冒険のなかで、彼はついに復讐の機会を手に入れ、<リヴァイアサン>の艦橋でケイラスを殺害したのだった。