ストームトルーパー
stormtrooper |
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解説
ストームトルーパーは帝国に対する絶対的な忠誠を持った兵士たちである。彼らは帝国の広範囲にわたる惑星を迅速かつ正確に攻撃し、暴動を鎮圧し、秩序を維持していた。ストームトルーパーは決して買収されず、誘惑も、恐喝もされないのだ。
ストームトルーパーの訓練は新秩序の主義における完全な教化を強調された上で行われ、各員は疑いを抱かず、他者の権利や自らの安全をも考えずに上官の命令に従うようになった。彼らはその忠誠心と引き換えに個性を放棄した兵士たちなのだ。
彼らは白い宇宙装甲服に身を包み、ブラスター・ピストルやブラスター・ライフルで武装しており、ヘルメットには長距離通信用のコムリンクが内蔵されていた。また、指揮官は色の付いた肩当てによって識別することができた。
ストームトルーパー部隊の組織構成は帝国地上軍と宇宙軍に分割されていた。両部隊共にほぼ同様の組織体系を採用し、人数に応じて、分隊、小隊、中隊、大隊、連隊、大連隊をなし、1大隊は820名によって構成されていた。また、ストームトルーパーの健康管理は帝国宇宙軍生命研究グループによって行われていた。
特殊な環境に特化したストームトルーパーには、海洋での攻撃を専門に訓練されたアクアティック・アサルト・ストームトルーパー(シートルーパー)などがある。シートルーパーは装甲服に呼吸タンクや足ひれなどの改良が施されており、ヘルメットにはスポットライトが取り付けられていた。彼らは水中の駐屯基地に配属され、ウェーヴスキマーやウェーヴスピーダーなどの偵察機の訓練を受けていた。
コールド・アサルト・ストームトルーパーはスノートルーパーとも呼ばれ、雪や氷の環境にも耐えられるよう改良された装甲服を身に付けていた。主な改良個所は強力な加熱装置と、気密性を高めたボディスーツである。また、呼吸を容易にするために通気用フードが顔面プレートを覆っていた。スノートルーパーの一団としては死の小艦隊のブリザード部隊が有名である。
デザート・トルーパー、またはサンドトルーパーは特殊な訓練と外装の僅かな違いを覗けば通常のストームトルーパーと同様である。このエリート部隊は通常のストームトルーパー部隊以上に個別の思想を重視していた。
スカウト・トルーパーはストームトルーパーの偵察部隊であり、通常、各守備隊に配置され、主にスピーダー・バイクを用いた任務を担当していた。そのため、彼らはよくバイカー・スカウトとも呼ばれ、装甲服も通常より柔軟かつ軽量なものを使用していた。
エンドアの戦いで帝国軍が敗退すると、ストームトルーパーの数は次第に減少し、銀河系で見かけることは稀になってきた。しかしその後、スローン大提督はスパーティ・クローニング・シリンダーによってストームトルーパーの再補充を行ったのだった。