アーガズダン
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アーガズダンは、カンズ・セクターの惑星アーガズダに原住する、緑色の肌をした近人間種である。彼らは銀河共和国の初期の時代にアーガズダに入植した人間たちの祖先から発達した種族だった。彼らはヴィアニズムと呼ばれる教義を生み出し、この信仰を同じ宙域に住む他の種族たちの間へと広めていった。その後、アーガズダンはミリアル総督による指揮のもと、共和国からの脱退を求め、銀河系で悪評を得ることになる。そしてヤヴィンの戦いの3,970年前、ジェダイ・ナイトと銀河共和国が他の抗争に専念していた最中に行われたミリアルの支持者たちによる行動はミリアリティーズと呼ばれ、これはついにカンズの暴動へと発展したのだった。この暴動はおよそ300年にわたって続き、その間にアーガスダンたちは近隣の住人たちを奴隷化すると共に、独立宇宙軍を創設した。カンズ・セクターはアーガズダン・リダウトと呼ばれる独裁国家へと再編され、このエリアにおけるアーガズダンの支配は、宙域全体に大きな変化をもたらすことになった。例えば、アーガズダンの奴隷主が惑星ロアドの人間の住人たちを奴隷とし、互いに会話することを禁じたとき、ロアディアンたちは言葉を使わずに体の動きによって意思相通を行う方法を編み出したのである。その一方で、アーガズダンはリダウトを訪れた1人のエイリアンの女性科学者に助けを求めた。彼女の指示に従い、アーガズダンはロアディアンの奴隷たちに、生物学的超兵器を収容した巨大建造物、ロアドの奴隷ピットの建造を命じた。だが、この計画はロアディアンのジェダイ、マリ=エラン・ノーラ率いるジェダイ・ナイトたちがアーガズダン・リダウトを攻撃し、共和国のもとへと奪回した際に阻止されたのだった。
その数千年後、アーガズダンたちはカンズの暴動を自らの悪評の根源となる汚点として見るようになったが、外界の人々の多くは依然として彼らを臆病で利己的な種族として見ており、その状況は銀河内乱の時代まで続いていた。事実、この種族の1人である科学者、レイガー博士は、かつて彼らが奴隷としていたロアディアンなどの種族の前でさえ、アーガズダンの奴隷主の服を着ることに良心の呵責を示していなかったのである。レイガーは自身が力の源だと信じる工芸品を追い求めており、学者サークルの中では風変わりな探究者として知られていた。ある任務において、彼はロアドの奴隷ピットの中に隠された武器を探求し、また別の任務では惑星エンドアの森林衛星で、ブライト・ツリー・ビレッジのイーウォックたちが保持するサンスターを捜索したのだった。
生態と外見
人間に起源を持つ知的種族アーガズダンは、祖先と遺伝子的な共通点を数多く持っていた。この種族のメンバーは、2本ずつの手足、1つの上体、1つの頭部を持つヒューマノイドの姿をしており、顔には2つの耳、2つの目、1つの鼻と口があり、人間と酷似した歯と舌を生やしていた。これらの特徴によって、彼らは人間とほぼ同様の表情を作ることができたのだ。また、彼らの手には人間と同じ5本の指が生えていた。一方で、アーガズダンとその祖先との違いは、真っ白な頭髪、突起した顔骨、こめかみに沿って走る深い溝、明るい緑色あるいは黄緑色の肌、そして黄色い目である。また、彼らには目の下に嚢があり、その部分だけ皮膚の色が暗緑色をしていた。