タムズ=アン
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タムズ=アン(タムザン)は、二重の輪を持つ惑星である。この惑星にはタムズ=アンと呼ばれる青色または紫色の肌をした長身のヒューマノイドが原住し、君主制の政府を擁していた。
歴史
銀河帝国の樹立から数十年前、タムズ=アンは銀河系のハット・スペースと呼ばれる宙域に位置していた。しかし、ハットの支配域はクローン大戦後に衰退していったため、それに伴ってタムズ=アンもその境界の外側に出されたのだった。そして帝国の初期の時代、邪悪な高官ザテック=チャがモン・ジュルパ王子の記憶を消し去り、彼を追放することで王座を乗っ取るという事件が発生した。だが、後に真の王子であるジュルパが自らの地位に復帰し、王位を奪回したのだった。
ジュルパの次の行動は、タムズ=アンの2つの種族がいがみ合う紛争の時代に終止符を打つことだった。ジュルパの王国は紫色の肌をしたヒューマノイドによって構成されていたが、一方でマラミュー・トーダ卿の支配するアウター・テリトリーには青い肌をしたヒューマノイドたちが居住していたのである。だが、ターヌンガ近郊から現われた海賊ガー・カイボ・レン=チャによる脅威に立ち向かうため、両種族は互いに手を取り合うことができた。このとき2つの文化がその差異を押しやることで、タムズ=アンの統一が果たされたのである。