アンカー・プラット
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アンカー・プラットは、エンドアの戦いのおよそ30年後に辺境の無法惑星ジャクーにいたクロルートの男性である。このクロルートは、ジャクーの戦いで墜落した反乱軍や帝国軍の船の残骸を買い取るジャンクボスだった。冷酷なアンカーは廃品交換市場における自らの権益を守るために暴漢たちを雇っており、勝手な売買や暴力的な交渉をしてくる廃品回収者を懲らしめるためにこうした手下たちを利用していた。その大きな背中にちなんで、廃品回収者たちからブロブフィッシュと呼ばれていたアンカーは、長年にわたってありとあらゆる武器、装置、船を集めていた。ニーマ・アウトポストの外れに放置されていた旧式のコレリアン貨物船もその1つである。ニーマ・アウトポストの廃品交換スタンドから、彼はスクラップを売買し、サバイバル・ラションを分配することで、すべての廃品回収者の生活を支配していたのだった。
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経歴
ジャクーのジャンクボス
エンドアの戦いのおよそ30年後、アンカー・プラットは惑星ジャクーのジャンクボスとして、ニーマ・アウトポストの廃品交換スタンドから廃品回収者たちにサバイバル・ラションを分配していた。後にフォース・ビジョンで彼の姿を見ることになる人間のレイもこうした廃品回収者の1人であり、彼女も巨人たちの墓場から持ち帰った廃品を食糧と交換してもらっていたのである。あるときレイが連れていたBB-8を見たアンカーは、このドロイドと引き換えに60サバイバル・ラションの提供を申し出た。しかし、レイはそれを拒否し、自分が回収してきたスクラップの対価だけを受け取った。アンカーはドロイドを奪い取るため、2人の暴漢にレイを追わせるが、彼女は難なく彼らの襲撃を退けたのだった。
ファースト・オーダーがニーマ・アウトポストを襲撃し、レイ、BB-8、脱走兵のストームトルーパー・フィンを捕えるためにTIEファイターを送り込んできたとき、彼らはアンカーが何年も使わずに布を掛けたまま放置していた<ミレニアム・ファルコン>をハイジャックした。レイとフィンはうまくTIEファイターの追撃をかわし、ジャクーから脱出したのである。
レイに<ミレニアム・ファルコン>を奪われたことに腹を立てたアンカーは、暴漢たちを従えてマズ・カナタの城まで彼女を追跡し、再びレイと対峙した。彼はレイを襲い、船を取り戻そうとするが、ウーキーのチューバッカがこの騒動を嗅ぎ付けた。ウーキーが、レイとドロイドを解放しなければ自分が相手になると告げると、アンカーは笑い飛ばし、たった1人のウーキーで自分たちに何ができるのかと言い返す。しかし、チューバッカはプラットの片腕をもぎ取ることで、ウーキーを怒らせるのは愚かなことであると即座に示したのだった。