ウールー
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太古の昔に活躍したセルジアンのウールーは、偉大なオダン=ウーアを訓練したことで知られるジェダイ・マスターである。セルジアンはシアン成分が濃密な大気に覆われた惑星出身の海洋性種族であり、マスター・ウールーも生存に必要となるシアン・ガスを保持するための黄色いクリスタルに包まれた、脳のような姿をしていた。
解説
ヤヴィンの戦いのおよそ4,400年前、ウールーの弟子オダン=ウーアは、任務についていたエンプレス・テタ星系でシスの攻撃が差し迫っているというビジョンを見ていた。テタはその予言を共和国に伝えるべく、彼をコルサントへ連れ戻すが、共和国の重鎮たちはそれを未熟なジェダイの妄想であると断言し、ウーアを嘲笑の的としたのだった。そしてウーアが落胆してエンプレス・テタへと戻ると、その直後に、マスター・ウールーが彼とエンプレス・テタを訪問するためシナガーを訪れた。ウールーは他の数人のジェダイ・マスターたちと同様に、ウーアのビジョンの解釈が正しいと信じていたのだ。やがて、予想通りにネイガー・サードーによる共和国への攻撃が開始されると、ウールーとオダン=ウーアはキレックの防衛軍を指揮することになった。だが、彼らのフォースではこの戦いの潮流を変えることはできなかった。
この戦いの鍵を握るのは自分だけだと気づいたウールーは、他のジェダイたちに避難するよう命じると、自らのクリスタルの殻を開いた。そのとき放出されたシアン・ガスはシスの軍にとって致命的な毒となり、大多数の敵を即死させた。しかし、ウールー自身も酸素中では生存することができず、彼はオダン=ウーアの腕の中で静かに息を引き取るのだった。当時のすべてのジェダイ・マスターと同様に、彼も生命力を空気と同化させ、肉体を消失させたのだった。