ワレックス・ブリセックス
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ワレックス・ブリセックスは、銀河系全域で尊敬を集めて医師、宇宙船技術者、そして後の反乱同盟軍の将軍である。彼の開発した宇宙船は巨大戦艦から小型宇宙戦闘機まで様々であり、その顧客も銀河政府から不法な反乱組織まで幅広く存在していた。
解説
初期型ヴィクトリー級スター・デストロイヤーの主任設計技師として知られるワレックス・ブリセックスは、旧共和国を代表する技術者である。クローン大戦勃発の直前には、ジェダイ・ナイト専用のデルタ7・イーサスプライト級ライト・インターセプターを開発したチームのリーダーも務めていた。やがてパルパティーン皇帝による新秩序が施行されると、ブリセックスは共和国への貢献によって裁かれることを恐れ、姿を隠してしまった。しかし、反乱同盟軍が銀河帝国に対する戦いを開始したとき、彼も再び表舞台に姿を現したのである。
彼の娘ライラ・ウェセックス(後にインペリアル級スター・デストロイヤーの開発を行うことで知られる)は、夫を使って銀河系全域にメッセージを送信した。このメッセージはブリセックスに対し、死に瀕した娘に会いに来いと呼びかける内容だった。もちろんこれは父をおびき出すための罠であり、ライラとその夫はブリセックスを捕らえるため、クエン宇宙ステーションにヴィクトリー級スター・デストロイヤー<サブジュゲイター>を派遣したのだった。
同盟軍はブリセックスの考えに反対したが、彼は支援してくれる同盟軍工作員の小グループを引き連れて娘を訪ねに向かった。そしてブリセックスに対する陰謀が明らかになり、彼らは<サブジュゲイター>の倉庫に監禁されてしまった。その直後に同盟軍艦隊が駆けつけ、タスク・フォース・スターフォールが<サブジュゲイター>に攻撃を開始したが、彼らはブリセックスの存在に気づいていなかったのである。同盟軍の工作員は必死に倉庫からの脱出を試み、<サブジュゲイター>が爆発する直前になんとか脱出に成功した。こうして同盟軍はブリセックスの持つヴィクトリー艦に関する知識と、工作員たちの機知に富む資質を手に入れたのだった。
ブリセックスはその後も同盟軍に貴重な知識を多数提供し、その功績によって将軍の名誉職を与えられた。やがてエンドアの戦いを迎える頃には、ジャン・ドドンナ将軍と共にRZ-1 Aウィング・インターセプターの開発を行うことになる。