ブーボイキュラー
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ブーボイキュラー、通称ブーボは、ジャバ・ザ・ハットのボディガードを務めていたフロッグ=ドッグである。ジャバの宮殿に入る前のブーボは、長年にわたって殺し屋を営んでいた。
解説
ブーボの本来の起源は良く分かっておらず、出身惑星も不明である。しかし、一般にこの種族と仲の良い人々は、彼らを感情も知性もない下等な生物と見なしていることが多かった。
ブーボは大きな口と、何百本もの細い鋭利な歯を持ったカエルのような生物であり、主に昆虫類を常食としていた。彼らの種族は会話手段を持たず、テクノロジーもなかったが、実はきわめて高い知性を有していたのだ。一般に、彼らは目的を達成するために愚かな動物の振りをしていただけなのである。それゆえ、ジャバ・ザ・ハットの宮殿の取り巻きたちの間でも、ブーボに知力があると疑った者はほとんどなく、彼も周囲の期待を裏切らない奇行を繰り返していた。例えば、リー=イーズがジャバ殺害のために預かっていた爆弾を飲み込んでしまい、帝国軍のユージーン・トールモント知事の計画を台無しにしてしまったこともあった。
もっとも、ブーボの当初の目的もジャバ・ザ・ハットの暗殺だった。彼は非常に頭の切れたスパイであり、暗殺者でもあったのだ。洗練された行動によって知性のない獣を装い、密かに獲物を仕留めることがブーボの生業なのである。しかし、宮殿でボマーの修道僧たちと出会ったブーボは、彼らの助言を得るうちに、自分の種族が未だかつて到達したことのない啓発の悟りを志すようになる。こうして彼は修道僧たちに脳を取り除いてもらい、ボマーの一員となることによって宇宙の謎を熟考する生活を送るようになったのだった。