AA-9コルサント・フレーター
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AA-9コルサント・フレーター、別名ボタジェフ・フレーター=ライナーは、コルサントを行き来する多くの人々を輸送するための大型貨物船である。
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特徴
AA-9フレーターはボタジェフ・シップヤード社の製品であり、タイプ・ダイン2577亜光速ドライブを搭載していた。
当初、この船は貨物専用の輸送船として製造されたものだが、分離主義危機が高まるなか、難民救済運動によって多くのAA-9が大型客船へと転用されたのだった。AA-9の広々とした内部区画は、生物輸送への転用に際してほとんど改修する必要がなかったが、客室には等級が1つしかなく、すべて3等船室となっていた。本来、旅客船として設計された船でないため定員は不明だが、少なくとも30,000人の乗客を運ぶことができたという。
歴史
クローン大戦前の共和国を揺るがした分離主義危機によって、何百万もの銀河市民が難民となることを余儀なくされた。セクターごと共和国を脱退した地域では、共和国に留まっていたいと願う人々が他の星系に移住しなければならなくなったのだ。そのため、銀河系で最もよく知られた惑星であるコルサントはこうした多くの人々にとって必然的な避難所となり、有名な宇宙港の搭乗ステーションは新たな訪問者で絶えず賑わっていたのである。
こうした移住者の流入は同時に多くの問題を発生させた。多くの宇宙港が混雑するようになり、文化的論争や疫病が蔓延し始めたのだ。安全性を考慮し、コルサントの入国管理委員会は入国者の文化水準に対する制限を開始したが、一方でナブー、モナスタリー、カラーバなど、ミッド・リムに属する惑星では入国制限を緩和したため、多くの人々が新しい土地に定住することができるようになった。また、難民救済運動を行う組織も住む家を失った多くの市民のために移住を支援していた。
コルサントからナブーへと渡る難民を満載した輸送船の多くは、改修した有名メーカー製のスターフレーターであり、これらの大規模輸送艇はコルサントに数多く見られる大型宇宙港に停泊していた。アナキン・スカイウォーカーとパドメ・アミダラがナブーへ向かう際に搭乗した<ジェンディリアン・ヴァレー>もAA-9フレーターの1隻である。