イサラミリ
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イサラミリは、惑星マーカーに生息する毛の生えたトカゲのような樹上生物である。この生物はフォースを中和する泡を生成することで、フォースを押し戻す能力を持つことが知られている。この能力はフォース感知能力を持つ捕食動物ヴォーンスカーから身を守るために発達したものだった。数匹のイサラミリが集合すると、フォースを中和する泡は数キロメートル四方にまで広がるという。
解説
銀河系で最も不思議な生物の1つであるイサラミリは、フォースを押し戻すという特殊な能力を持っている。通常、フォースはすべての生命体を結び付けており、その絆を感じとることができるのはジェダイ・ナイトのように特別な力を持つ者だけである。しかし理屈は定かでないが、イサラミリはこうした自然の生命の原理に適合していない生物なのだ。一説によると、同じ惑星に生息する天敵のヴォーンスカーがフォースを使って狩猟を行うため、イサラミリは自衛手段として自然にこの能力を発達させたのだと言われている。
イサラミリは小さなトカゲに似た生物であり、通常50センチメートル以上にまで成長することはない。基本的に外観は毛の生えたトカゲに過ぎないが、体の所々にはウロコも付いている。また、性質は極めておとなしく、非攻撃的である。イサラミリは惑星マーカーの木の枝上に群れをなして生息しており、爪を枝の内部に直接埋め込むことによって栄養分を摂取しているため、特別な知識がなければ生きたまま枝から引き剥がすことは困難である。
1匹のイサラミリは周囲に半径10メートルほどのフォースの存在しない気泡を作ることができ、集団になるとその大きさはますます大きくなる。そのため、マーカーは惑星全体がフォースを失った状態になっているのだ。細かな研究はなされていないが、理論的には水が空気を押し出すのと同様に、彼らも自分の周りからフォースの存在を押し出し、フォースの存在しない泡状の空間を作ることができるのだという。
エンドアの戦いから5年後、未知領域から帰還した帝国軍のスローン大提督はこの生物の存在を発見し、自身の考案した芸術的な作戦にその神秘的能力を利用した。同時に、彼は狂気のダーク・ジェダイ、ジョルース・スボースから身を守るため、栄養素を充填した特殊なフレームにイサラミリを取り付け、常に携帯していた。