セヴランス・タン
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青い肌に燃えるような赤い目を持つチスの出身惑星シラは辺境の未知領域にある。この惑星で生まれ育ったセヴランス・タンは、ジェダイの力と技を習得した闇の従者だった。彼女は故郷で豊富な戦術知識を養った有能な軍事指導者であり、実戦でも将軍としての実力を幾度となく証明していた。
解説
セヴランス・タンの功績が彼女の持つジェダイの力によるものだと主張する人々もいるが、この説には何の根拠もない。ただ1つ確かなことは、彼女が敵の動きを事前に察知し、それに対処するという神秘的な能力を持っているということである。かつてタンがチス・アカデミーで学ぶ若き士官候補生だったころ、担当教官から調教不能な恐ろしい生物イレシリーニの一群を与えられ、自軍の兵士として使うよう命じられたことがある。彼女はその中から司令官を抜擢し、基本的な命令をいくつか覚えさせることに成功した。この司令官は他のイレシリーニと共に彼女を嘲笑ったが、タンが司令官を処刑して次の司令官を選ぶと、イレシリーニたちは彼女の命令に従うようになり、彼女もアカデミーで高い評価を得るようになったのだった。
やがてドゥークー伯爵に見出されたタンは、独立星系連合に忠誠を誓い、目覚しい勝利を繰り返すことによって伯爵から大きな信頼を与えられるようになる。彼女は連合軍側の刺客としてジオノーシスの戦いにも参加し、ジェダイ・マスター、エチュウ・シェン=ジョンのパダワン、スタム・リースを殺害した。その後も、タン将軍は連合軍の司令官として共和国とジェダイを苦しめ、惑星クラントでエチュウの新しい弟子ナト(スタムの双子の妹)を捕らえることに成功する。だが、復讐の怒りに燃えるエチュウが弟子を救出するためタンの前に姿を現し、激しい戦いの末、彼女は打ち破られたのだった。